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移転しました(2014/1/1)

平安時代のごはん

2012-03-09 | ヒストリ:平安の風

サイト更新です。
先日来ちょこちょこと触れていた「平安ライフ」、加筆修正でUPし直しました。
頑張りました。(大声)(笑)
…いや、はい…頑張りました、じゃなくて、まだ頑張ってます…
うん。この話、実はまだ続いてる^^;
元々そんなに分量のある話ではなかったのですが、つらつらと書いていたら思ったよりも長くなってしまったのでふたつに分けることにしました。
今回更新したのがその前半、平安時代の貴族のご飯の話です。
 
 こういうの。

うん。一見おいしそうというか、ご馳走というか。そう見えるんだけどね…
調べていて思うのは、1000年経つと随分感覚が変わるんだな、という所です。
まー1000年だもんな!^^;
 
今回の更新分でも書いたんですが、当時はご飯にお箸を突き立てるのがお作法でした。
ちょっとびっくりするよね。
今だったら人が亡くなった時の枕飯位でしか見ない。
あとは神様にお供えする(神饌)とか、そういう辺りですか?
 
座り方ひとつをとっても、平安時代の女性だと正座はしていない。
立て膝か胡坐が正式な座り方です。
まあ、物理的に十二単などの衣裳では正座できなかっただろうとは思いますが…(^^;
正座は室町時代、茶道からですよねえ。
それでも戦国時代や江戸の初期ごろならまだ女性は立て膝だと思う。
それに平安時代だと身分の高いお姫様なんかは、室内であっても立って歩く事はしませんでした。
膝行(しっこう)といってね、膝で進む。
膝をついたまま進むというのではないようで、武道の蹲踞とか和室での膝行のイメージなのかなと勝手に思っているんですが。

平安時代だと高貴な女性は自分の部屋で人生のほとんどを過ごすことになる。
裾の長い着物、丈なす黒髪、活動的とは程遠い。
奈良時代はまだ建物が独立していたので、違う建物に移動するには歩くか、輿に乗る必要があった。
平安時代になると建物が廊下で繋がれたので、移動する際着物を地面に引き摺らなくなり、裾がどんどん長くなる。
更に女性は家族以外にむやみに顔を見せるものではない、ということになり、益々家の奥に引っ込む状態に…

『はだかの日本史』という本によると、当時の貴族の寿命の平均は男性32才、女性27才だそうです。
食生活が偏っている事もありますが、何より不健康だよね。
病気になっても医学に頼るのでは無くて加持祈祷だし、それでは治るものも治らない、という場面が随分あったのではなかろうか。
今の常識からすると、感覚的に理解できない事も多い。
ただこの”今の”というのが、歴史を考える上ではいつもネックになるなあといつも思います…

「平安スタイル」の方は今回は特に触りませんでした。
武者スタイルの方を少しいじろうかと思ったんですが、今手をつけるとそれこそえらい事に(笑)
うん…実はあの話、途中で終わってるんだ。ははは。
今年は大河で清盛を放送している事ですし、あの続き話は今でなくてもその内したくなるだろうと思って今回は放置。
ただイラストだけはきれいなものに差し替えました。
ボケていたのでスキャンし直した。
 

>なかむらきりのさん
つ、使ってるんですか…!私は大体1枚しか取っていないので使えないです(笑)それにメール便を使うようになってから切手を使う場面が殆ど無くなってしまい、使ってもいい用に置いてあるものまで使えない始末…^^ それはそれでどうしようかな、という感じです。笑


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