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who's who ちょっと続き

2011-04-16 | ヒストリ:オール

今頑張って四境戦争の辺りを作ってる(※史跡ページ)
 

 
この地図作るの疲れた…orz
ウェブアートデザイナー使ってピクシア使って。
でもこの地図大して使わないし重要じゃないんだよね。史跡紹介にはあんまり関係ないし(……)。
作り終わってからなんでこんなに一生懸命作っていたんだろうと我に返った。
ただただ疲れた。
しかもこの地図が載るページがUPされるのは多分1・2ヶ月ほど先です。笑。
 
昨日のエントリを見ていて思ったんですが、漫画でも珍しい姓があったなあと。
ひとつはゴルフ漫画の『風の大地』の主人公の理解者に宇賀神(うがじん)という人がいた。
聞いた事が無い名字だったので漫画の作者が作ったのかと思っていたんですが(親もそう思っていたらしい)、宇賀神さん、生活圏にいた!
そういや『テニスの王子様』にも変った姓の子いますよねえ。
忍足とか。これ本当にある姓なんですね。
おしだりとも読むそうですが、どちらにせよ無理だ。読めない。笑。
千葉県に多い名字だそうです。
 
跡部もあまり聞きなれませんが、これは知ってる。うん。よく知ってるぞ。
跡部山城守良弼という人物がいます。
跡部姓は武田氏と同じで甲斐源氏の流れなんですよ。と言う事は新羅三郎義光の系統になる。
ちなみに新羅三郎はモナムール八幡太郎、源義家の2番目の弟です。
で、この跡部山城守ですが、水野越前守の弟になります。
水野越前といえばピンとくる方も居られると思いますが、水野忠邦のことですね。
   

  
天保の改革を押し進めた人で、遠山の金さんこと遠山金四郎の上司になります。
水野越前はまーそらーもー大変優秀な人だったんです。
果断で剛腹、非常に頭の切れる人物で、幕末の三俊のひとり川路聖謨も「過去を振り返って自分もこの人程の事が出来るかと思う事がある」と言う感じで賞賛している。
のですが。
ちょっと人として欠陥が… 
平たく言うと人徳がないんです。はい。
江川太郎左衛門や川路聖謨、高島秋帆、遠山金四郎といった色んな人物を抜擢しているんですが、鳥居耀蔵なんかも抜擢しちゃうんで。
そこら辺りで大体どういう感じかは御想像にお任せします。
賢すぎて周りがみんな馬鹿に見えたんだろうなあ、とも思うのですが。
   
で、その実弟の跡部山城ですが、この方は大塩平八郎の乱の時の大阪東町奉行です。
これで名前が割と知られているのではないかなーと。
そして跡部山城の前任者が矢部駿河守定謙(さだのり)になります。
いやー私矢部様大好きなんです。
お奉行様というと一般的には大岡越前と遠山金四郎くらいしか名前が上がりませんが、矢部様だってすごかったんだぞ!
声を大にして言いたい!もっと名前を知られてほしい!
これもいつか書くぞ絶対。うん。
というか桑名と庄内の方なら御存知の方も多いのではないでしょうか。
特に庄内の方。三方領地替えの際に起きた天保の義民一揆で名前が出て来るはず。
確か神社ありますよね?
  
この矢部駿河が大阪から江戸に戻る際の引継ぎで跡部山城に大塩平八郎の扱いには気をつけろ、と注意をしていたんです。
大塩は憂国の情がキツイと言いますか、政治向きの話、政治腐敗の話になると興奮と憤激の余り狂人かと思われる様な所があった。
跡部山城としては、
「既に隠居している元与力如きに気をつけろだなんて矢部駿河も大した事ない」
なんて侮っていたんですが、矢部の言を軽く見て大塩の扱いを誤ったばかりに大塩平八郎の乱が起きてしまった。
乱自体は半日程度で鎮圧されたんですが、被害は大きく、大阪の5分の1程が焼けたと言います。
そうであったんですが、大阪市政の責任者のひとりであった跡部山城は特に御咎めもなく、確か乱の鎮圧に対する褒章を受けていた。
その後江戸に戻って出世してます。
 
跡部山城も切れ者だったようですねえ。あんまり詳しい事は知らんのですが。
鳥居とはソリが合わなかった、…というか、どういった人物かを理解していたようで、兄に対し鳥居甲斐は危ないから止めておけという意味の諫言を行っている。
まあ、それはスルーされてますが。
水野越前は三方領地替えを決定打として失脚しますが、その際跡部山城が何の御咎めも無く幕閣に残れたのは、こうした経緯があったからだと言われています。

しかし不思議だなあと思うんですよねえ。
幕末の三俊と上記しましたが、それが 
川路聖謨、矢部定謙、岩瀬忠震(ただなり)
の3人になります。
 
岩瀬は幕末の外交史に欠かせない重要人物ですが、この方、鳥居の甥っ子になるんですよね。
矢部様は鳥居の讒言(冤罪)で失脚した後桑名にお預け、そこで抗議のハンストをし亡くなっている。
天保の改革期の町奉行は初めは矢部様と金さん。
矢部様が失脚した後は金さんと鳥居甲斐になる。
川路は、もしかしたら水野越前の抜擢した人物の中でも最高の才能を持つ人だったのではないかと思いますが、この方だって鳥居が策謀した蛮社の獄の時は危なかった。
これなんて鳥居繋がり。


…歴史繋がりというか。
テニスの王子様の遠山金太郎って遠山金四郎から採ってるよね。
白石蔵ノ介って明らかに大石内蔵助から採ってるし。
真田幸村を分けてみたり、もしかして作者は歴史好きなんですか?(笑)
 
>丸義さん
大した距離でもないのにあのカフェの数と桜並木!(笑)あの辺りは4月初めが一番きれいかもしれませんね。
「龍馬伝」でそんな場面があったんですか…。高杉の伊勢谷さんはエラい似合ってるなあとは(背が高すぎるなあとも)思っていたんですが…しかしNHK、何処に向かおうとしているんだ。笑。


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