2036年7月19日、ヨコハマ解放区第20前線基地郊外にて。
この時代でこうして外を眺めるのも、これが最後かもしれない。
このレジスタンスにはなぜか重大な作戦行動前にピーマンの写真を撮る習慣があり、
今回もこの因習に則って撮影を行う。
この写真には、自分が入ってはいけないということなので、仲間に持ってもらうことにした。
これから私はタイムマシンを使って過去に旅立つ。もうこの時代に戻ってくることはないだろう。
これから向かう時代は、今よりもっと幸せで、今よりもっと自由だという。
今のこの時代よりずっといい。バラ色の時代だろう。
でも、と思う。
この写真の、旧市街地は荒れ果てているけれど、この市街地の中での私たちの暮らしは
私にとっては普段の日常であり、こんな荒んだ状況でも、このファインダーを通して見える
景色には安心感がある。
そう、日常。
私たちにとって、平和な世界はあこがれでもあるけれど、それは私の知っている日常とは違う。
そんな幸せな時代に旅立つことが私にはものすごく怖い。
怖い。安全なのに、争いがないのに、怖い。
そこには私の知らない世界があるから。そこには私の知らない日常があるから。そして、そこには私を知る人がいないから。
そんな事をふと考えたりしながら、写真をそっと机に置いた。
たまには、いつもの絵柄とはちょっと違う絵とかも書いとかないと… っていうことで練習で。
寂れているけどどこか郷愁<ノスタルジア>な感じがする絵って、モチーフとしても難しそうです。
が、それ以前に、まともな背景描けるようにならないと……
この時代でこうして外を眺めるのも、これが最後かもしれない。
このレジスタンスにはなぜか重大な作戦行動前にピーマンの写真を撮る習慣があり、
今回もこの因習に則って撮影を行う。
この写真には、自分が入ってはいけないということなので、仲間に持ってもらうことにした。
これから私はタイムマシンを使って過去に旅立つ。もうこの時代に戻ってくることはないだろう。
これから向かう時代は、今よりもっと幸せで、今よりもっと自由だという。
今のこの時代よりずっといい。バラ色の時代だろう。
でも、と思う。
この写真の、旧市街地は荒れ果てているけれど、この市街地の中での私たちの暮らしは
私にとっては普段の日常であり、こんな荒んだ状況でも、このファインダーを通して見える
景色には安心感がある。
そう、日常。
私たちにとって、平和な世界はあこがれでもあるけれど、それは私の知っている日常とは違う。
そんな幸せな時代に旅立つことが私にはものすごく怖い。
怖い。安全なのに、争いがないのに、怖い。
そこには私の知らない世界があるから。そこには私の知らない日常があるから。そして、そこには私を知る人がいないから。
そんな事をふと考えたりしながら、写真をそっと机に置いた。
たまには、いつもの絵柄とはちょっと違う絵とかも書いとかないと… っていうことで練習で。
寂れているけどどこか郷愁<ノスタルジア>な感じがする絵って、モチーフとしても難しそうです。
が、それ以前に、まともな背景描けるようにならないと……
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