その後の盗賊 -- すべての始まり それは すべての終わり

【あらすじ】
地獄に落ちた極悪非道の盗賊は、生前の唯一の善行をお釈迦様に認められ、「蜘蛛の糸」と呼ばれる、Webを牛耳る力を持つパスワードがあることを告げられる。しかし、そのパスワードはWebのみならず、天国が地獄の住人を管理してエネルギーを搾取する「エンマ」システムを制御するパスワードだったのだ。
（元）盗賊たちのパスワードを探す日々が始まった。

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盗賊は、生前やり手のハッカーだった男（小野妹子と名乗っているが本名は不明だ。いずれにしろ、カタギな人物ではないだろう)と組んでパスワードを入手することに成功した。

長い道のりだった。闘争、裏切り、悲恋、逃亡。いろいろなことがあった。

盗賊たちは「エンマ」の制御システムに乗り込んだ。それは電脳空間中で空高く浮かぶ巨大な城だった。
盗賊「これで、この地獄から抜け出せる。やった、俺はやったんだぞ！」

二人は手を重ね合わせて、制御システムのロックを破壊するパスワードを入力した。
「バルス！」


しかしっ・・・！！


『エラー：このパスワードは有効期限を過ぎています。』

ざわ・・・

盗賊「な・・・に？　期限切れだとっ・・・」
妹子「だめだ、これは、もう・・・。切れている」
お釈迦様「（ニヤ）甘いな」

盗賊たちの明日はどうなる！？

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Gimpじゃなく、しぃペインターで描いた絵です。
駄菓子さんのサイトで描いたこの絵が（元）盗賊の全てのはじまりでした。そしてようやく、ストーリーもこの絵に追い付くことができました。
この絵の前振りだけのはずだった「エンマ」編は、いつのまにか膨大な内容になってしまいました。
激動の「エンマ」編もついにクライマックスです。