リーダーシップはドッチもドッチ

先日自民党の谷垣総裁が，郵貯の預金限度額引き上げ案に対する閣内の不協和音について鳩山総理のリーダーシップのなさを記者会見で批判していたが，自分の事を棚にあげて良く言うよな！と笑っちゃった。
そもそもこの二人毛並みの良いお坊ちゃん育ちらしく，品が良く柔和な顔で人を安心させる要素があるが，どろどろした政界でリーダーシップを発揮するにはひ弱に見える。
だから皆勝手な発言をし，まとまりがつかなくなる。
そうかと言って小沢一郎幹事長のように豪腕ぶりを発揮すればやれ強権政治だ！との非難を浴びる。
独裁国家で無い限り，民主主義の世界はなかなかトップがリーダーシップを発揮するのはなかなか難しいものだ。

亀が走る！走る！

ウサギ（小泉氏）と亀（亀井氏）が郵政民営化というゴールをめざして競争しました。圧倒的強さでウサギはもう勝利は間違い無しと休んで（引退）しまいました。
ところがもう死んだと思った亀が生き返り，走り出しました。ノロノロの歩みどころか，猛烈に走り出しました。生き返らせた鳩はもうその暴走を止められません。
こんな寓話が後々語られるでしょう。

熱しやすく冷めやすい世論

郵政民営化を訴えて衆議院を解散し圧倒的支持を得た小泉政権。ところが民主党の政権に変わって民営化が後戻りしたのに，世論は余り非難の声が挙がらない。
一方70％以上の支持率を得た鳩山政権もわずか半年たらずで50％を切るという有様。
かくも世論は熱しやすく冷めやすい物だ。
だから世論がいかにも正論であるかごときマスコミの報道も考え物だ。マスコミの報道自体もどこかその世論をあをり流れを作ってる気がする。
あまり世論に左右される政治に流されると，国家の大計を誤ることになる。

離党に冷ややかな目

自民党の鳩山邦夫氏が自民党に離党届をだした。
だが，まわりはどこか冷ややかな感じ，民主党の幹事長小沢一郎氏は「連携など考えて無い」と言うし，兄の鳩山首相も「弟は弟」これもすげない。
また，接着剤になるとラブコールを送ってる相手与謝野氏，舛添氏とも，どこか冷ややか。
「従兄弟の従兄弟の親戚の親戚は坂本竜馬。」の発言には笑っちゃう。
この邦夫氏いつも芝居がかった行動に出るわりには，いつも尻つぼみに終わってしまう。「これで何回離党したのかな？」
と菅氏。まー金持ちぼっちゃんの目立ちがりお遊びかな！。

鳩はどこえ飛んでいく

鳩山連立内閣。これほど内閣不一致の内閣もめずらしい。なにしろ万年野党だった社民党は政権内に加わる事によって主張が出来ると党首の福島さんは満面の笑みを浮かべて，はしゃいでいる。
一方の国民新党の亀井氏は，俺が総理だと言わんばかり強引に政策を通し，党の主張に沿わないければ，連立を離脱すると，脅しをかける。
間に入って，鳩山総理はウロウロ。
いったいこの政権はどこに行こうとしているのかさっぱり見えない。