オウンゴール続きの民主党

　日銀総裁の村上ファンドへの投資問題など、自民党を追求するタネが出来たというのに、またしても民主党員の中に、村上ファンドから、秘書給与の肩代わりを受けてた事実が出てきて「オウンゴール」で腰砕けになりそうだ。

　年金未納問題で、追求してた管民主党代表(元）自らの年金問題で失脚、武部自民党幹事長が衆議院選挙で「我が兄弟！！」と持ち上げたライブドア社長の堀江被告が、逮捕されると推薦した責任問題で追求するが、偽メール問題で、自滅。

　そして今回の日銀総裁への追及で自民党を追い詰めるかと思いきや、またしても身内から足を引っ張られる。

　民主党は、自民党を助けるためにあるのかな？

君子危きに近寄らず

福井俊彦日銀総裁の村上ファンドへの投資が問題化している。

確かに日銀の内部規定には触れないし、「日本のコーポレートガバナンス（企業統治）を変えていこうという志を支えるため、有志数人で1000万円ずつ拠出した」という最初の動機は嘘でないと思う。

しかし、日銀総裁に就任したさい、やはり解約すべきだったじゃないのかな。「君子危きに近寄らず」という諺があるんじゃないか。

例え、インサイダー的な取引が、なかったと言っても、金融の元締めにいる限り、村上ファンドに情報を流したのではないか？と勘ぐられてもいたしかない。

爺は君子でないから、もしその立場にいたら、きっと買う株、売る株のタイミングの情報を流し、ガッポリ儲けてしまうな。

謝罪の儀式

　会社や官庁の幹部が、頭を下げて謝罪する光景が、見飽きるほど、良くある。
なんか、ビデオの再生を見ているみたいだ。とにかく、頭を下げておこう。これで一応一件落着なんていう気持ちなんだろうが、「シンドラーエレベーター」もようやく謝罪会見を開いた。
　欧米の社会は訴訟社会だから、簡単に謝ったら、裁判に負けると言う事で、なかなか謝罪しないと言う。
　だが、「とにかく頭を下げておけば」との日本の習慣を誰か伝授したのか知れないが、頭は下げはしたが、会見内容を良く聞けば、会社の責任は無いような事を言ってる。
　日本と欧米社会の文化の違いを見せ付けられた気がする。

言葉のロジック

　再び村上ファンドの話。
　村上世彰容疑者が逮捕の前に、記者会見を開き、延々1時間以上鉄砲玉のように、口角あわを飛ばししゃべりまっくたが、単純な爺は「なるほど！」と妙に感心してしまった。
　でも後で、いろいろ新事実がでてくると、その言葉のロジックにすっかり、騙されていた事に気付いた。
　例えば「一方通行の標識を見落として、入ってしまったようなもの」と言われれば、「ふーんそうだな、爺も経験があるな」と同情心を抱く。
　これからも「金儲けを続けますか？」との記者の質問に「金儲けって悪いことですか？」と逆質問する。そう言われれば、「いや悪くないです。」と答えてしまう。
　でもちょっと待って！。一方通行の標識を見落として、入ったなら、不注意だが、知ってて入ったなら、これは明らかに重大な罪だ。
　金儲けは悪い事でないが、それは法を守っていての事であり、法の裏をくぐったり、明らかな法令違反をしての金儲けは悪いに決まっている。
　こうした論法を繰り出すのは、詐欺師や暴力団の常套手段なので、こらからはよーく、冷静になって、物事を判断しなくてならないなー。

聞いちゃった！！

　村上ファンドの村上容疑者が逮捕前の記者会見で、ライブドアの堀江元社長や宮内元専務らから、日本放送の株を買い占める話を聞いた時の事を「聞いちゃたからしかたない！」と述べた。
　インサイダー取引を意図しては、いなかったが結果的には法を犯してまった事の弁明だが、頭の良い人は、弁明も上手なもんだ。
　これきっと今年の流行語大賞にノミネートされるな。

　しかし株や商品取引などは、良くトランプの「ばばぬき」に例えられるが、情報量が少なく、情報が入っても時すでに遅しで、結局最後に「ばば」を引かされるのは、個人投資家になってしまう。

　素人はあまり株に、のめり込まない方が、良いかな？