太 極 拳 最 高 

健 康 を デ ザ イ ン す る

血液を綺麗に保つために

2009-01-21 10:12:23 | 太極拳
 血を汚さないための予備知識として、血液のことを、おさらいしておきましょう。

血液の分類

有形成分  血漿
無形成分  血小板
      赤血球
      白血球


白血球  単球   マクロファージ

     顆粒球  好中球
          好酸球
          好塩基球

     リンパ球 B細胞
          NK細胞
          胸線外分化T細胞
          T細胞

     T細胞  ヘルパーT細胞
          キラーT細胞
          
 血液は40%の血球と呼ばれる有形成分と、栄養分や電解質を含んだ60%の血漿で構成されています。
 血球は、赤血球と白血球〔顆粒球 (好中球・好酸球・好塩基球) 単球・リンパ球〕 及び血小板をいいます。
 血液を容器に入れて放置しておきますと、赤いドロドロした部分が、徐々に下の方に沈んでいくのが有形成分で、それらが沈んだ後、上の方に残って澄んでいる部分は血清と呼ばれ、無形成分と言われています。
 無形成分である血漿は、水分や栄養分、老廃物などを運ぶ重要な役割を担っています。
 血液の働きは、細胞組織に酸素や栄養分を運んだり、出血を止めたり、体温を調節したり、細菌から体を守ったり、身体に不必要な老廃物や二酸化炭素を体の外に出すなど、多くの役割を果たしています。
 中国医学に、「万病一毒」 という言葉があります。この一毒というのが汚れた血のことで、病気の原因と言われています血の滞り、つまり 「瘀血」(おけつ) のことを指しています。瘀血といいますのは、血がどろどろとして流れにくくなって、毛細血管が詰まったり、血管がもろくなって破れやすくなった状態をいいます。西洋医学でいう動脈硬化も、打ち身のときにみられる内出血 (紫斑) も、瘀血がもたらすものです。
 もう一つの病気の原因に濡養 (じゅよう・潤し養う) 不足 (血虚) があります。血虚は血液が持っている本来の姿を無くしている状態のことで、濡養 (栄養・滋潤) 不足のことです。脾と胃が持つ運搬し化成する作用、運化作用が低下することによる、血の生成源の不足、あるいは、出血や血液破壊に伴う血量の不全 (瘀血) による、血の供給不足のことをいいます。血は気によって運ばれていますから、気が滞ると血も滞り、気血の滞りが病気の原因であると、中国医学では見立てています。
 血が綺麗になりますと、病気をしなくなります。