週末を利用して、シンガポールに駆け足旅行をしてきました。
シンガポールは今回で７、８回目ですが、行くたびに様変わりする非常に興味深い都市国家です。
今話題の天空に船が浮かぶ超高層ホテル、マリーナベイサンズ。
高所恐怖症気味の私には恐すぎる場所でした。
下から見上げると、クロスした柱で船を支えているのがわかり、ゾ～ッ。
「地震は１００％ない」と言い切るこの国だからこそ建てられたホテルだそうです。
恐いもの見たさ（？）で展望台に上がる人がたくさんいて、行列ができていました。
このホテルの存在は日本でもニュースになっていたので、知っていましたが、
ソフトバンクのＣＭに使われていることさえ知らなかったほど、特に興味はありませんでした。
しかし、同行者の希望により、入場料２０ドル払ってついて行きました（お金取るのよ～）。
最上階の５７Ｆって、会社員時代に勤務していた高層ビルが５４Ｆだったので、
大して変わりないと思っていましたが、海の中から立ち上がるようにバーンと建っているので、ひときわ高いっ。
最初は足がすくんで、手すりに近寄れないビビリの私……。
だって、飛び降り可能なほど軽装備の手すりなんです。
ちょっとしたプラスチックボードの上に細いワイヤーが張ってあって、それはビヨ～ンと簡単にたわむ作り。
そこから手を出して、写真を撮れば、ワイヤーが邪魔にならず、パノラマ光景を撮影できるというわけですが、
万一、カメラを落としたら、下の歩行者を確実に殺しちゃいますよ～。
日本では考えられない大胆な構造です。
徐々に慣れて真下を見ると、ホテルの周囲には斬新を通り越したようなデザイン性の高い巨大ビルがズラリ！
開いたハスの花を模した建物、あれって一体？ なぜ、あんな不思議な型が作れるの？？
私がシンガポールに関心があるのは、国家戦略が徹底しているから。
全てを輸入する資源のない国だから、観光立国を謳い、不断の集客努力をしています。
また、世界中から優秀な頭脳を集結させるべく、素晴らしい研究環境を提供したり、
世界規模の会議を誘致するための広大なコンベンションセンターを作っています。
大きなカジノも３つあります。
国民がギャンブルにハマらないよう、現地人の入場料は高額で、ツーリストは見学だけでもＯＫというシステム。
アタマ、いい～。
ちょっと覗くと、マリーナベイサンズのカジノを出たところには、きらびやかな高級ブランド店が軒を連ね、
たとえ儲けてもしっかりお金を落とさせる仕組みを構築していました。タダじゃ帰さないわよ～ってことね。
ＮＨＫの番組（沸騰アジア？）で見たことが現実に目の前に広がっているのが本当に面白かったです。
ちなみに私が泊まったのは、クラシック様式でマリーナベイサンズとは真逆の趣ある５つ星ラグジュアリーホテル。
姫になった気分でゴージャスなバルコニーに出ると、眼前にマリーナベイサンズが鎮座し、
それはそれは最高の眺め♪
ベストロケーション過ぎて、全部入り切れませんでしたが、もう１つ、船の後尾に足（客室？）があり、３棟です。
あ～、楽しかった。
遊びのツケは仕事で払わなければ……。年末ぎりぎりまで働くぞー！！
