天気予報が午後から雨だと言っている。
「今日は午前中に買い物に行って来てしまおう。」と、いちおう傘を持って出かけた。
出かけたらもう雨が少し降ってきた。
仕方ないから傘をさす。
団地の横の長くてゆるい坂を登っていくと、前をおじいさんが歩いている。
歩く速さがちょうど悪くて、じわじわと距離を詰める感じで不快なのだった。
それでも我慢をして坂の上まできたら、おじいさんは、ハタ と立ち止まりしばし考えていた。
それから左側に進んでいった。
私は右に行くのだわ、よかったよかった。
でも、どうしておじいさんは止まったんだろう?
行き先が決まってなかったんだろうか?
腰が痛いとかで一休みだろうか?
だいじょうぶなんだろうか? まあいいや。
私は右に曲がって進み始めると、前からおばあさんが2人歩いてきてすれ違った。
「やっこそうな葱だねぇー」
「やっこそうな葱だねぇー」と、言い合っている。
「あーそう」。
それから角を左に曲がると、右側は洒落た建売が4,5軒並んでいるのだけど、真ん中あたりの家に外国のオレンジ色の軽自動車があって、小雨の天気の中で映えていた。
いつもあるのに今日はなんだか特別にいい感じ。
オレンジ色はいいね。と、急にオレンジ色を褒める気になった。
ちょっといいものを見た気になり、また前進すると保育園がある。
保育園を回り込むようにして、団地の中を通ると、また、オレンジ色が飛び込んでくる。
パンジーの花だ。
黄色と白とオレンジ色のパンジーの花壇。
「あーオレンジ色はいいわ。」とまた、オレンジ色に気をよくした。
そうしてスーパーについて買い物をして帰ってきた。
途中でまた雨が降ってきたので、スーパーで使った傘を入れる長い袋から傘を出してさす。
長いビニール袋は持って帰ってきた。
帰ってきて、買ってきたものを冷蔵庫にしまおうとテーブルの上に並べていたら、葱と傘の袋に目が行く。
やっこそうな葱を入れるのにぴったりだ。
傘の袋 --> 葱の袋 となり、ちょっとおかしくて嬉しい。
そんなことだった。
「今日は午前中に買い物に行って来てしまおう。」と、いちおう傘を持って出かけた。
出かけたらもう雨が少し降ってきた。
仕方ないから傘をさす。
団地の横の長くてゆるい坂を登っていくと、前をおじいさんが歩いている。
歩く速さがちょうど悪くて、じわじわと距離を詰める感じで不快なのだった。
それでも我慢をして坂の上まできたら、おじいさんは、ハタ と立ち止まりしばし考えていた。
それから左側に進んでいった。
私は右に行くのだわ、よかったよかった。
でも、どうしておじいさんは止まったんだろう?
行き先が決まってなかったんだろうか?
腰が痛いとかで一休みだろうか?
だいじょうぶなんだろうか? まあいいや。
私は右に曲がって進み始めると、前からおばあさんが2人歩いてきてすれ違った。
「やっこそうな葱だねぇー」
「やっこそうな葱だねぇー」と、言い合っている。
「あーそう」。
それから角を左に曲がると、右側は洒落た建売が4,5軒並んでいるのだけど、真ん中あたりの家に外国のオレンジ色の軽自動車があって、小雨の天気の中で映えていた。
いつもあるのに今日はなんだか特別にいい感じ。
オレンジ色はいいね。と、急にオレンジ色を褒める気になった。
ちょっといいものを見た気になり、また前進すると保育園がある。
保育園を回り込むようにして、団地の中を通ると、また、オレンジ色が飛び込んでくる。
パンジーの花だ。
黄色と白とオレンジ色のパンジーの花壇。
「あーオレンジ色はいいわ。」とまた、オレンジ色に気をよくした。
そうしてスーパーについて買い物をして帰ってきた。
途中でまた雨が降ってきたので、スーパーで使った傘を入れる長い袋から傘を出してさす。
長いビニール袋は持って帰ってきた。
帰ってきて、買ってきたものを冷蔵庫にしまおうとテーブルの上に並べていたら、葱と傘の袋に目が行く。
やっこそうな葱を入れるのにぴったりだ。
傘の袋 --> 葱の袋 となり、ちょっとおかしくて嬉しい。
そんなことだった。