2008年5月6日
もう初夏です。
歩いていると汗ばむ陽気です。
すっかり忘れていましたが、西郷会館の聚楽台が閉店したはずです。
ちょっと見に行ってみました。
建物はさすがにまだありました。
近づいてみると、1階の薬屋さんや、鞄屋さんや、何軒かの店がまだ頑張ってやっていました。
2階以上は電気も消えて、ペンキもはげて、上野の駅前に幻のように出現したSFの街みたいです。
上野の山にへばりついて、上野らしくて、個性的だったのに無くなるなんて残念です。
新しく作るものは当たり前のきれいなものになるのでしょう。
先に壊して建て替えていたアメ横入口横のビルは、○○カメラのビルになって出来上がっていました。
じゃあ見たからいいや、ということで次は浅草まで歩いていくことにしました。
途中には実はすごいものがあります。
同潤会アパートという、戦後に作られた古い古いアパートの前を通って見ることにしました。
同潤会アパートは戦後たくさん作られたのですが、老朽化してそのほとんどは壊されてしまい、残っているのは上野と、箕輪だけだそうです。
ほんとにまだあるのかしらね、などと言いながら歩いて行くとありました。
すごいです。
またまた時間が止まりました。
空気の色がちがいます。
大きく育ったたくさんの木が、黄土色の外壁と、すごく青い空の色に合っています。
あーびっくりした。
驚きが覚めたころかっぱ橋道具街に出ました。
作り物の食べ物屋さんの食品サンプルを売っているお店など面白いです。
すごいお刺身の盛り合わせがあります。
お父さんには夕食の時はこれを眺めながらビールを飲んでもらうとよいのではないでしょうか。
もう浅草はすぐそこです。
浅草は有名観光地なので、特に言うことはないです。
写真は、浅草の花屋敷の入り口横の「芳野屋」という食堂です。
このお店は、昭和レトロとか、渋い趣が見直されてきたころの最初の時期に取り上げられて紹介されたお店ではないかと思っています。
もう、20年とかまえから雑誌に載ったりした庶民レトロのシンボルのようなものだと思うのです。
街並み統一改良計画のようなものに巻き込まれて、きれいなな瓦の屋根状のものがお店の前に付けられています。
でも、よく見ると内側の建物自体は昔のままのようです。
でもでも、印象は100パーセント塗り替えられて、独特さはなくなっています。
世の中は、いろいろと残念なことに満ちています。
見たいものはどんどんなくなって、ありふれたものに置き換わっていきます。
諸行無常の世の中なのですね。
無常感を味わうのもまたよしとしますか。
もう初夏です。
歩いていると汗ばむ陽気です。
すっかり忘れていましたが、西郷会館の聚楽台が閉店したはずです。
ちょっと見に行ってみました。
建物はさすがにまだありました。
近づいてみると、1階の薬屋さんや、鞄屋さんや、何軒かの店がまだ頑張ってやっていました。
2階以上は電気も消えて、ペンキもはげて、上野の駅前に幻のように出現したSFの街みたいです。
上野の山にへばりついて、上野らしくて、個性的だったのに無くなるなんて残念です。
新しく作るものは当たり前のきれいなものになるのでしょう。
先に壊して建て替えていたアメ横入口横のビルは、○○カメラのビルになって出来上がっていました。
じゃあ見たからいいや、ということで次は浅草まで歩いていくことにしました。
途中には実はすごいものがあります。
同潤会アパートという、戦後に作られた古い古いアパートの前を通って見ることにしました。
同潤会アパートは戦後たくさん作られたのですが、老朽化してそのほとんどは壊されてしまい、残っているのは上野と、箕輪だけだそうです。
ほんとにまだあるのかしらね、などと言いながら歩いて行くとありました。
すごいです。
またまた時間が止まりました。
空気の色がちがいます。
大きく育ったたくさんの木が、黄土色の外壁と、すごく青い空の色に合っています。
あーびっくりした。
驚きが覚めたころかっぱ橋道具街に出ました。
作り物の食べ物屋さんの食品サンプルを売っているお店など面白いです。
すごいお刺身の盛り合わせがあります。
お父さんには夕食の時はこれを眺めながらビールを飲んでもらうとよいのではないでしょうか。
もう浅草はすぐそこです。
浅草は有名観光地なので、特に言うことはないです。
写真は、浅草の花屋敷の入り口横の「芳野屋」という食堂です。
このお店は、昭和レトロとか、渋い趣が見直されてきたころの最初の時期に取り上げられて紹介されたお店ではないかと思っています。
もう、20年とかまえから雑誌に載ったりした庶民レトロのシンボルのようなものだと思うのです。
街並み統一改良計画のようなものに巻き込まれて、きれいなな瓦の屋根状のものがお店の前に付けられています。
でも、よく見ると内側の建物自体は昔のままのようです。
でもでも、印象は100パーセント塗り替えられて、独特さはなくなっています。
世の中は、いろいろと残念なことに満ちています。
見たいものはどんどんなくなって、ありふれたものに置き換わっていきます。
諸行無常の世の中なのですね。
無常感を味わうのもまたよしとしますか。