昨日と一昨日、久々に寄居に行ってきました。
昨日はとても天気が良かったので、「観光をしよう。」ということで、秩父の方へ出かけました。
思えば寄居は結構観光地なのでした。
ところで、観光って、何をするのだろう?
わざわざ考えるとよく分からないのでした。
で、何をしたかというと秩父高原牧場という山の上にある牧場の辺りをドライブしてきました。
「ドライブ」って古い言葉に感じます。
もう、車でその辺を走るのって行楽ではなくなったのだと思います。
それで、牧場の横を通って、羊がいるのを見たり、ソフトクリーム屋さんが出ていたりするのを見たのだけど、車を降りて見に行く気がしないのでした。
小さい子供でもいればソフトクリームを食べて羊や牛を見たりするのも楽しいかもしれないけど、我らは中年の夫婦なので面白くないのでした。
だったら、そんなところに行かなきゃいいのに、と思うでしょう。
まったくその通りです。
それで、山の道を上がったり降りたりして走っていたら、それなりにいろいろ発見もあるのでした。
秩父の山は裏のほうは、道も細くてところどころに小さい集落がある、素朴な普通の山だったと思うのです。
ところが今回通ったところは、全体に寂れている感じがする一方で、観光開発のようなことをはじめているのでした。
山の明るい広い谷間に桜の苗木をたくさん植えていました。
そして、桜が育ったら千本桜とか言って観光地として売り出す予定のようです。
あと、つつじ山とか言って、つつじをたくさん植えたところもありました。
そうかと思うと、渓流沿いのキャンプ場が売りに出されていたり、観光の行方は違う方へ向いていっているようです。
この売りに出されたキャンプ場ではちょっと降りてあたりを眺めたのだけど。
せっかく景色のよい川沿いに施設を建てているのだけど、作り物の通俗的な感じが自然のきれいさを壊してしまっているのです。
反対側の南向きの山の斜面は階段がついていて、上に建物があったのか、平らな土地があるようでした。
斜面は下のほうに竜のひげがみっしりと植えられて土が流れるのを防いでいますが、何年も手入れをしていないらしくてつるが絡み藪が覆っています。
登ってみると何もなくてただ草が生えているのでした。
端のほうにはかきつばたか、しようぶかそんな細長い園芸植物が若芽を伸ばし始めて青々と勢いがよいのです。
地面はホクホクとやわらかく、足がめり込みそうです。
昔はどこか真ん中あたりに家があったのかもしれません。
人間が作ったものがなくなって草が生えて日が当たっているのを見るのは素敵な見物です。
とてもきれいです。
きれいな所にずっと住んでいる人というのは、きれいさに鈍感になっていて、いらなくなったものを隅のほうに雑然と山済みにしてしまったり、無頓着です。
山の集落に行くと、ごみをそのへん積んでいたり、燃したりしていて、地元の人と言うのは、きれいなことに無関心のようです。
残念ですがそういうものなのでしょう。
昨日はとても天気が良かったので、「観光をしよう。」ということで、秩父の方へ出かけました。
思えば寄居は結構観光地なのでした。
ところで、観光って、何をするのだろう?
わざわざ考えるとよく分からないのでした。
で、何をしたかというと秩父高原牧場という山の上にある牧場の辺りをドライブしてきました。
「ドライブ」って古い言葉に感じます。
もう、車でその辺を走るのって行楽ではなくなったのだと思います。
それで、牧場の横を通って、羊がいるのを見たり、ソフトクリーム屋さんが出ていたりするのを見たのだけど、車を降りて見に行く気がしないのでした。
小さい子供でもいればソフトクリームを食べて羊や牛を見たりするのも楽しいかもしれないけど、我らは中年の夫婦なので面白くないのでした。
だったら、そんなところに行かなきゃいいのに、と思うでしょう。
まったくその通りです。
それで、山の道を上がったり降りたりして走っていたら、それなりにいろいろ発見もあるのでした。
秩父の山は裏のほうは、道も細くてところどころに小さい集落がある、素朴な普通の山だったと思うのです。
ところが今回通ったところは、全体に寂れている感じがする一方で、観光開発のようなことをはじめているのでした。
山の明るい広い谷間に桜の苗木をたくさん植えていました。
そして、桜が育ったら千本桜とか言って観光地として売り出す予定のようです。
あと、つつじ山とか言って、つつじをたくさん植えたところもありました。
そうかと思うと、渓流沿いのキャンプ場が売りに出されていたり、観光の行方は違う方へ向いていっているようです。
この売りに出されたキャンプ場ではちょっと降りてあたりを眺めたのだけど。
せっかく景色のよい川沿いに施設を建てているのだけど、作り物の通俗的な感じが自然のきれいさを壊してしまっているのです。
反対側の南向きの山の斜面は階段がついていて、上に建物があったのか、平らな土地があるようでした。
斜面は下のほうに竜のひげがみっしりと植えられて土が流れるのを防いでいますが、何年も手入れをしていないらしくてつるが絡み藪が覆っています。
登ってみると何もなくてただ草が生えているのでした。
端のほうにはかきつばたか、しようぶかそんな細長い園芸植物が若芽を伸ばし始めて青々と勢いがよいのです。
地面はホクホクとやわらかく、足がめり込みそうです。
昔はどこか真ん中あたりに家があったのかもしれません。
人間が作ったものがなくなって草が生えて日が当たっているのを見るのは素敵な見物です。
とてもきれいです。
きれいな所にずっと住んでいる人というのは、きれいさに鈍感になっていて、いらなくなったものを隅のほうに雑然と山済みにしてしまったり、無頓着です。
山の集落に行くと、ごみをそのへん積んでいたり、燃したりしていて、地元の人と言うのは、きれいなことに無関心のようです。
残念ですがそういうものなのでしょう。