散歩の時間

東武東上線をたどりながら池袋から秩父湖まで散歩をします。その様子をスライドショーでご紹介します。

王子の飛鳥山公園の回転タワー

2008-09-23 00:38:18 | その他
最近はよく、テレビで映画を見ています。

今日は、山田洋次監督の「学校」を見ました。

とてもよい話でした。

映画の内容はともかく、映画の中に飛鳥山公園の回転タワーが映っていました。

映画は1993年の作品です。

ちょっと調べたら、正式名称は「飛鳥山タワー」というらしいです。

このタワーは1993年に廃止になって取り壊されています。

いつできたのかは分かりませんでした。

映画の中には2回もこのタワーの景色が出てきましたから、山田監督はタワーがなくなることが分かっていたから、わざわざ映画のなかに残したのだと思います。

私は子供が小さかったときに、このタワーに上ったことがあります。

きっとタワーがなくなる少し前だったのだと思います。

真ん中の円筒の部分にエレベーターがあって、休日だったので20分か30分位並んで入りました。

回転ラウンジの部分はテーブルと椅子が並んでいて、飲み物を飲んだりお菓子を食べたりして、ゆっくりと回る景色を眺めるのです。

入場料を払って入ったと思うので、飲食は展望台の中の売店で買ったものを食べるという感じだったと思います。

その辺は詳しく覚えていないのが残念です。

とてもレトロで、古臭い行楽ではあったのですが、でも、すごくわくわくしたのを覚えています。

老朽化もしていたのでしょうが、時代遅れということで壊されたのだと思うのです。

でも、それから少しして、レトロブームはやってきたのではないでしょうか。

なんで、いまさら古臭い昔のものがよくなったんでしょうか?

きれいで便利なものが当たり前になって、当たり前の見飽きたものは面白くなくなったのでしょうか。

人間は勝手なものです。

私もきれいで便利でありふれたものは面白くないのです。

私は、今日から反省して、今時のありふれたものにも感謝することにしました。

それから、なくなってしまった懐かしいものに憧れることにします。