2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

映画 「猿の惑星」を全部見た

2007年11月16日 | 地球のこと
すごく昔の映画なので、今見たらどうなのかと思いましたが、さすが名作!

すごくよくできていました。

タイムマシン物のお手本のような作品です。

昔だからストーリーもシンプルで分かりやすい。

テーマは、「人間の戦争好きが地球を滅ぼしますよ」ということでしょうか。

「猿の惑星」では地球の滅亡は回避されたようです。

うまいエンディングでした。

「猿の惑星」を今見ると、かなり必死の警告のメッセージが読み取れるのだけど、30年前や、この30年の間に時々テレビで見た「猿の惑星」では、今回ほどの警告感はありませんでした。

よくできた面白い映画だね、って見ていました。

ようやく、現実味が出てきたようなのです。

現実では、世界戦争の危機ではないけれど、地球温暖化の危機に直面しています。

それから、地球資源の枯渇の危機にも近づいてきたらしい。

各国は資源の確保に懸命になっています。

あわてたって仕方ないのかもしれません。

なくなるときはなくなるのです。

「早く対策を始めなくては。」

と、やっきになる人は30年前からいたのです。

映画の中で、未来から来たジーラとコーネリアスを殺した方がよいと主張する科学者は、「人道上そんなことはできない。」と言う政府や世論に対して、「目先に迫った人口爆発にも何の対策も取っていない。」とこぼしています。

30年前の大きな予想される危機は人口爆発だったのですね。

もうひとつ、奇遇ですが、”猿”関係の本で、デスモンド、モリスという人が30年以上前に書いた「裸のサル」という本も人口爆発に警告を発しています。

人口爆発の警告を出した30年前の地球の人口は約30億人でした。

現在は63億人と言われていますから倍以上になっています。

人口爆発では食糧危機になるだろうと予想されていたのですが、そうなる前に、地球温暖化が目先に差し迫った危機となりました。

でも、対策はまだ始まったばかりで、効果はまだでていません。

その前に危機を本当に感じている人がいるのかどうかも分かりません。

「猿の惑星」では賢い猿が地球の危機を回避してくれましたが、まだ今の地球の猿は人間を助けてくれそうにありません。

人間がやるしかないようなのです。

頑張らなくちゃ、人間。




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