猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

猫白血病発症のムクちゃん、なくなりました、、、。

2016-07-09 21:42:04 | 2016年ムクちゃんリクちゃん保護

 

猫白血病が発症したムクちゃんを保護したのは4月の下旬

余命は1週間から3ヶ月と聞いていましたが、割と元気で

ごはんも完食するし、ケージの中をうろうろできているし

便もしっかりでていて、まだまだ小康状態なのかと思って

いました。猫白血病の最期ってどんなんだろうとネット検索

なんかをしてみたのですが、急に亡くなることが多いそうです。

 

だんだん弱っていって、人馴れしていないムクちゃんのお世話が

きちんとできるのだろうか、ここは仕事部屋なのできちんと看護が

できるか不安だったのです。たいしたケアはできないし、看取りも

できないかもしれない、でも、猫白血病を発症した体で、外で暮らす

よりはいいだろうと保護しました。

外にリリースすればすぐになくなっていたと思います。

こうやって世話人がいてるのに2階にいることはほとんど

ありません。いつも姿を隠す為に、段ボール箱の中にいました。

ムクちゃんはなくなる2週間前、あっ、と思いました。

毛がぱさぱさ、ひげはくちゃくちゃ、一回り小さくなりやつれた

ように感じました。

 

横たわるお腹がはっています。腹水がたまっているんだなと

思いました。でも眼はしっかりして、いつも世話人を目で追って

近づくとシャーでした。

うちにいるシャムよりも色が濃くて、きれいなきれいな

青い目でした。

ごはんをあげると上にチュールがかかっているのですぐに食べます。

そんな日々を送っていたのですが、保護してちょうど2ヶ月になる頃

いつものように保護部屋に行くと

1階の水の前でトイレの前で横たわってなくなっていました。

フードを嘔吐していて、2階も水を嘔吐したのか濡れていました。

ごはんを食べている途中だったのかもしれません。

まだそんなに固くなかったので、朝くらいになくなったのかもしれ

ません。トイレもしていたので、急になくなったんだと思います。

この日は日曜日でお昼すぎに仕事場にいきました。

 

看取ってあげる事はできませんでしたが、同じ部屋にいたリクちゃん

が看取ってくれました。最後は苦しかったかもしれませんが、直前

まで食事もとれて、穏やかに療養生活を送る事が出来ました。

トイレも問題なく、ごはんも毎日完食で手もかからなかったです。

抱き上げ、口の中をみると歯が上の2本しかありませんでした。

口内炎は見当たりませんでした。

お腹はたぷたぷでした。

初めて触ったムクちゃんは、ふわふわの毛が

やっぱりムクムクでした。

いっぱいなでなでしたかったな、、、。

もう暑いので、その日に土葬する事にしました。

今は庭にバラやあじさいがあり、たくさんのお花で

見送る事ができました。

ムクちゃんにとってこれでよかったのか分かりませんが、私たちは

これでよかったと思っています。

いつも相談にのってくださっていたエイベットさんにも感謝です。

 

猫白血病は、体液にウィルスがいるので、餌や水、トイレの共有を

避けないといけません。けんかやグルーミングなどでもうつります。

大人猫はわりと移らないこともあるそうです。

完全に防げる訳ではないようですが、ワクチンもあります。

感染すること、治療方法がないというのが困難な病気です。

発症は症状で判断するそうです。

 

リンパ節が腫れる、40度の発熱が続く、胸やお腹に水がたまる

貧血がある、神経症状がでて視力を失う、けいれんなど白血病の

ウィルスも5種類くらいあり、いろんな症状がでるそうです。

発症させないようストレスのない生活を送らせる事、発症したら輸血

や抗がん剤、ステロイド治療など対症療法があります。

 

どんな経過をたどるかは分かるので、日常、気をつけたり

対処する事ができる病気だと思いました。

外猫たちはたくさんの猫と接触して移りやすいし、ストレスの多い

生活をしていますので、発症もしやすいようです。

ムクちゃんは保護する1ヶ月前にTNRをされています。堕胎となり

体に負担となって、発症してしまったのかもしれません。

ですが、出産していれば、子猫たちも猫白血病だったと思います。

病気が蔓延しないようするには、やはりTNRをすすめることです。

手前の2匹がリクちゃんとムクちゃん。

よく餌を欲しそうに目立つ2匹でした。

この2匹がいないだけで猫が目立たなくなったようです。 

ムクちゃんは1匹だけ半長毛なので、たぶん捨て猫だと思います。

ここで中外飼いをされて、置いていかれたのかもしれません。

ムクちゃんを保護した時、餌やりの高齢のおばあさんがすぐに

白ちゃんと茶色の猫がいない、いないと心配されていたそうです。

一緒に活動しているボランティアさんがしろちゃんと茶色の猫は

里親さんを探してもらうんよと説明をするとよかった、よかったと

とても安堵されていたそうです。

 

ムクちゃん、家猫にはなれなかったけど、せいいっぱい生きました。

きっとおばあさんにとても感謝していると思います。

 

茶色の猫、リクちゃんも猫白血病です。

まだ発症はしていないようですが、いつも軟便です。

ウィルスと戦っているんでしょうか。

母子感染なのか最近感染したのか感染経路は分かりません。

陰転してくれたら一番いいのですが、まだ時間があるようなので

すこしでも生まれてよかったと思ってもらえるような猫生を

送れるように、お世話したいと思います。

2回目のワクチンを接種をしに診察を受けてきました。

発熱もないし、目鼻もきれい、口腔内も問題なく

リンパ節も腫れていません。

食欲も旺盛です。体重は3.8キロ。

検便もしていただいき、問題ありませんでした。下痢になるようで

あれば、抗生物質を飲ませた方がいいそうです。

健康状態はよく、先生も秋くらいにもう一度ウィルスチェック

してみたらとおっしゃってくれました。

成猫の持続感染は10〜20パーセント、そこにはいらなければ

ウィルスを体から排除したことになり、2度とかからないそうです。

もうすこし人馴れして軟便が治れば1部屋フリーにしたいのですが

なかなか馴れてくれません、、、。

 

 

 

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ムクちゃん命の限り、とてもがんばりました。

ご訪問ありがとうございます。

 


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2 コメント

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ムクちゃん ()
2016-07-10 11:55:52
突然の事でびっくりしました。
ムクちゃん、どこか誰も知らない路上で人知れず亡くなるより、たくさんのお花で見送ってもらえて良かったと思います。
ムクちゃんを保護してもらったおかげで、感染せずに済んだ外の猫達の為にも、最期までお世話していただき、ありがとうございました。
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楓さま (くろしろ)
2016-07-10 22:45:29
本当に予期していたことはいえ突然でした。
病気を抱え、外でがんばって生きてきたムクちゃん
に思いを寄せていただきありがとうございます。

外には検査していないだけできっと猫白血病の
猫ちゃんがたくさんいると思います、、、。
ムクちゃんはたまたま保護しましたが
人知れずなくなる猫の方が多いでしょうね。
やはり外猫を減らしたいです!!
返信する

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