猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

余生を猫と暮したい〜メロンお家の猫になりました!

2020-03-02 00:05:59 | 2020年、保護猫、預かり猫、代理募集
長くお外でお世話したメロンちゃんなのですが
去年足を怪我していて、3本足で歩くようになり
じっとする毎日が続きました。

日にち薬で治るような怪我だったのですが
ちょうど冬前、メロンちゃんも冬を越すのは
年齢的にしんどいのではないか
このままボロボロになっていくのは見たくない
結局、最後保護することになるのでは、、、

こんな人なれした猫、家猫になれる!
里親さんを探すのならギリギリの年齢では、、、
などいろいろ考えて、思いきって保護しました。
去年の11月から人のいない家での
お世話がつづきます。

長く外にいた猫ですが
外に行きたいとは言わず
トイレもきちんとできるし
問題行動がなにひとつありませんでした。

要求鳴きをするのですが、ハスキーなので
まったくうるさくありません笑。
猫は外から完全室内飼育に
移行できるのですよね。
それでも甘えたのメロン
一人暮らしは
寂しくてつらかったでしょう。
外ならかわいがってもらえるところに
自分で出向くことができるけど
ここは1日人が来るのを待つ孤独な毎日
猫のほんとうの幸せってなんでしょう〜
難しいですね。
猫にしか分からない?
外よりはましだけど
もっともっととなるんですね笑。
一生、ここに置いておくことが
幸せだとはとても思えません。
外よりましではつらい。
家で不幸な猫もいて
外の方がましという環境もあります。
お世話する私たちにも負担があります。
私たちは外の猫の世界の過酷さを知っています。
だから1匹でも幸せな家猫になってほしい
と活動をしています。

それはやはり無理をして
保護してるんですね、、、。
お世話する時間、場所
医療費、飼育費もかかります。
保護は一時のものとがんばっています。

それでも無理を続けると
いつかひずみが生じてしまう
ことになるのです。
いつまでもこんな暮らしはできないのです。
保護というのはしんどいものであります。
家に入れたから幸せではないのです。
家で一緒に暮らせたら一番なのですが
メロンはFIVキャリア
うちは今は隔離できる部屋がありません。
いつか保護活動をやめて
自分の猫だけになったら
自宅で暮らすことになるのかななどと
ぼんやり考えていました。
また明日ねって言ってドアを閉めてたのですが
なんと!ぺっとのおうちから
メロンちゃんにお申し込みがはいりました。
お申し込みしてくださったのは
ずっと犬や猫と暮してきた
70代のご夫婦お二人暮らし
余生を猫と暮したいといわれていました。

今まで住んでいた家を息子さん家族に譲り
猫が飼える今のお住まいに
引っ越しをされたそうで
お部屋がすっきりときれいなのです〜

何かあれば息子さん家族がおられるとのことで
メロンちゃんをお連れしました。


里親さんは「僕たちでいいのかな」
と言っておられました。
もちろんです!
なんと願ってもないお家なんでしょう〜

「私たちも、ご高齢者にも猫と暮してほしいと
思うのですが、だいたいの高齢者さんは
子猫を希望される方が多いんですよ」
と話すと
「自分の年齢を考えたら、子猫はとても無理だよ」と
笑って言っておられました。
こんな方にはじめて出会ったんです笑。

そしてメロンは猫エイズ陽性
腎機能は正常範囲ですが
尿量が多く、よいとはいえない状態なのですが
それも「僕もいろいろ悪いところもあるから」と
笑って言っておられました。
食べていた腎臓治療食をお渡ししています。
すぐにスタスタと馴染むメロン
人なつこい猫なんです。
外でひっくり返り、抱っこできます。
こういう猫は高齢者さんにも飼いやすいです。
窓際ぽかぽかだね。
脱走だけは気をつけていただくことを
説明させてもらいました。
出て行っては、迷子になりますし
車にひかれます。
万が一出て行った場合はすぐにご連絡ください。

ベランダもダメです〜
猫は、テリトリーで暮らす動物
ベランダにでると出たがるようになり
いつか脱走するようになります。
外を見るのが好きなだけで
出て行きたい訳ではないんです。
窓辺でじゅうぶん日向ぼっこできます。
若くても、明日のことは誰にも分からない。
何かあったときのことは、みんな考えないと
いけません。

また何か困ったことがあればこちらにも
ご相談いただくこと
うちはメロンは預かりでもいいと思ってたのですが
一部医療費をご負担いただき
譲渡の手続きをとらせてもらいました。

高齢者さんもサポートがあれば
猫を飼えるんですよね。
そんなシステムができたらいいなと思います。

あれから2週間
メロンはHOOくんというお名前になりました。
おしゃれ〜笑。

HOOくんは、初日からベッドの真ん中で寝て
里親さんは端っこで寝ているそうで、まるで
何年もここにいたかのように
暮らしているそうです。

「たいしたやつです、親和性が高いです。
仲よくなるというより
こちらがかしづいてる立場です」
と里親さんも感心しておられました。
猫ってそんなんもん〜笑
ほぼ留守番のないお家です〜
こんなご縁があるから
保護活動は苦しいけども
おもしろいですね。
メロンちゃんじゃなくてHOOくん
よかったね。
あなたのお家が見つかって
私たちも幸せな気持ちだよ。
もう寂しくないからね。
ずっとかわいいHOOくんでいてね。

猫はシニアでもキャリアでもハンデがあっても
怖がりでもどの子もかわいい。
みんな等しく幸せになってほしい!
猫は人を幸せにしてくれる
かわいい家族です。

いつまでも幸せに暮らせますように。

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