猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

永年預かり制度をご存知でしょうか。

2024-06-09 14:43:36 | 2024年 里親募集猫
永年預かり制度をご存知でしょうか。




ツキネコ北海道さんが考案された制度です。
商標登録も申請されておられます。

北海道は多頭飼育崩壊が
とても多い印象があります。

外は寒いので家に入れる人が多いんでしょうね。
家に入れたものの不妊手術をしていないから
増えてお世話しきれなくなって崩壊してしまう。






「高齢や持病など様々な理由で

猫の飼育をあきらめてしまった方も、

必要な準備をしていただいたうえで、

猫を「飼う」のではなく、「預かる」という形で

また猫と一緒に暮らしていただけるシステムです。」

何かあれば団体が引き取ります。
シェルターで暮らすのではなく
家庭の中で過ごしてほしいと考案されました。

犬や猫は人といて幸せを感じる
コンパニオンアニマルです。

元飼い猫は手厚く可愛がられた分
多頭環境が苦手
シニア猫は終生飼育のできる
飼い主さんを待っている時間が
なかなかなく
シェルターで歳をとっていきます。

シェルターという居場所があるから
里親さんも決まりずらい側面もあります。
若くて綺麗な猫から
幸せになっていくんですよね。






最近大阪でもシニア猫を保護されている
投稿もよくみられます。

TNR現場に急に人馴れした猫が現れた
高齢者さんが亡くなった、施設に入ることになった
生活困窮で置き去りになっている。

どうしたらいいかという相談も
こういう活動をしていると珍しくありません。
ボランティアが保護をするとよかったと喜ばれ
めでたしめでたしとなるのですが
保護したボランティアは
生涯世話をしないといけません。

すでに多頭なところ
1匹増えるだけでもキャパを圧迫します。
それにそんな相談を受けてたら
また同じような相談が来るんです。

そんな状況でシニア猫が幸せに
暮らせる環境では決してありません。






できたら家族がその後のお世話をするというのが
筋だと思うのですが
アレルギーやペット不可なのでうちでは飼えません
また家族もいない、お金もない
仲介者は関係ないとほぼ丸投げ状態なんですよね。

次に里親探しをしてほしいとお願いするのですが
もう時間がない方が多い。
ボランティアや保護団体に相談すれば
なんとかなると思われてしまっています。

飼い猫は地域猫にはできません。
里親探しは時間がかかります。
飼ってた犬や猫1人では生きていけません。
予測できていたことです。

また最近は愛護センターも自分で
里親探しをするように諭されるようで
ボランティアに相談が来ます。
地域猫活動者の元にも相談が来ます。

引き受けてたらボランティアの崩壊
も危ぶまれます。
シニアの里親探しは正直難しいです。
飼育者や家族の人脈で早めに
里親さんを探しておいてほしいです。
あの人が困ってるなら力になろうと思ってくれる人
1人や2人いるといいですね。

それができない人は
本来飼ってはいけないんですけど
寂しいから犬や猫を飼って増やしてしまい
飼育放棄、野良猫問題、多頭飼育崩壊
などの社会問題となっています。






これをどうしたらいいか対策が必要だと思うんです。
まずは最後まで飼育できるか考えて猫を飼うことが大事です。
無理に保護して、その後飼えませんとなるなら
最初から里親を探して欲しいです。

ただ人は何が起こるかは分からない。
若くても事故や病気になることもあります。
家族形態も変わっていきます。
今後必要となる対応策が永年預かり制度と思います。

高齢者さんにはサポートつきで看取れるであろう
シニア猫を飼ってもらいます。
誰もがいつかは高齢者となります。
日本はシニア世代が多く、健康寿命には個人差があり
まだまだ元気な人も多いです。

いつ何があるかは誰にも分かりません。
犬や猫と暮らすこと、お世話することは
生きがいに繋がり健康寿命をのばせます。

しっかり備えて犬や猫と安心して
暮らせる社会を作っていきたいですね。

シニア猫と暮らしたい方おられたら
永年預かり対象の猫を保護してる方と
おつなぎもできます。ご相談ください!






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