日本祖国戦線

愛国社会主義(National Socialism)による日本及び世界の再建を模索する研究会です。

西日本大水災復興!政府よ「大風呂敷」を広げよ!

2018年07月11日 14時17分23秒 | 社会問題
西日本豪雨における犠牲者の方々のご冥福を祈ると共に、被災地の安寧を願います。


西日本豪雨 安倍首相が岡山県視察「被害の大きさ実感」 早期復旧に決意

7/11(水) 12:02配信 産経新聞

 安倍晋三首相は11日午前、西日本豪雨で大きな被害が確認されている岡山県を訪問した。自衛隊ヘリコプターから川の堤防が決壊し浸水被害が発生した倉敷市真備町地区や、岡山市東区の砂川の決壊現場などを視察したり、避難所で被災者を激励したりした。一連の豪雨被害で、首相が被災地を訪れたのは初めて。13日は広島県、15日は愛媛県を視察する方向だ。

 首相は自衛隊ヘリから決壊した河川を見下ろす様子の写真をツイッターに投稿し、「被害の大きさを改めて実感しています」と書き込んだ。また、「現場で応急対応に当たる皆さん、被災者の皆さんの生の声をしっかりと伺い、現場主義で、早期の復旧復興につなげていきたいと思います」と述べた。

 倉敷市で避難所になっている小学校も訪問した。首相は避難者の手を握りながら「体の方は大丈夫ですか」「生活再建支援をしっかりしますから」などと声をかけた。午後には伊原木隆太知事との意見交換を行い、県の要望を受ける。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

世論の反発を受けて今更のように外遊を中止し、災害対応の姿勢を示した安倍晋三であるが、口先ではなく行動によって示さなくてはならない。

では、その行動計画と言えば杜撰極まるものとしか言いようがない。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

豪雨被害の財政支援「不足なら補正予算考える」 麻生氏

2018年7月10日19時31分 朝日新聞

 西日本の豪雨被害に対する財政支援について、麻生太郎財務相は10日の記者会見で、当面は今年度の災害向けの公共工事予算700億円と予備費3500億円の計4200億円で対応する方針を示した。麻生氏は「(被害)額が全部出た段階で、予備費が不足ということになった場合に補正(予算)を考える」とも述べ、被害額に応じて補正予算の編成を検討する考えを示した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

補正予算もつけず、予備費の四千億円だけで、この大水災に対処しようと言うのだ!?

1923年の関東大震災の時、かの後藤新平は「大風呂敷」と称される大規模な復興計画を立てた。

1.遷都すべからず
2.復興費は30億円を要すべし
3.欧米最新の都市計画を採用して、我国に相応しい新都を造営せざるべからず
4.新都市計画実施の為めには、地主に対し断固たる態度を取らざるべからず


この復興計画は各省庁や地主の反発により規模が縮小されたが、もし実行されていれば東京は更なる発展を遂げ、かつ調和のとれた都市になっていただろう。


『9月27日、帝都復興院が設置され、総裁の後藤新平により帝都復興計画が提案された。それは被災地を全ていったん国が買い取る提案や、自動車時代を見越した100m道路の計画(道路の計画には震災前の事業計画だった低速車と高速車の分離も含まれていた)、ライフラインの共同溝化など、現在から見ても理想的な近代都市計画だったが、当時の経済状況や当時の政党間の対立などにより予算が縮小され、当初の計画は実現できなかった(後藤案では30億円だったが、最終的に5億円強にまで削られて議会に提出された)。また土地の買い上げに関しては神田駿河台の住民が猛反発した。この復興計画の縮小が失策だったことは、東京大空襲時の火災の拡がり方や、戦後の高度経済成長期以降の自動車社会になって証明された。例えば道路については首都高速等を建設(防災のために造られた広域避難のための復興公園(隅田公園)の大部分を割り当てたり、かつ広域延焼防止のために造られた道路の中央分離帯(緑地)を潰すなどして建設された)する必要が出てきた。また現在も、一部地域では道路拡張や都市設備施設などの整備が立ち遅れているという結果を生んだ。』
https://ja.wikipedia.org/wiki/関東大震災#復興

この失政に学び、今回の大水災に際しては徹底的な防災対策を伴った復興計画を取らなければならない。

犠牲者の方々の無念に報いるためにも、今回の豪雨によって脆弱性が明らかになった地域においては再発を防止する策を講じなければならないのである。

そのためには、四千億円程度のその場しのぎにすらならない計画では話にならない。

迅速な復興を遂げ、かつ次の災害を防止するためには「大風呂敷」を広げる必要があるのだ。
盟友の「大和民族の団結」先生も指摘しているように、日本では公共事業費が削減された結果、インフラが老朽化し、一たび災害が起きるものなら寸断され二次被害を拡大しているのである。
また、復興事業に予算を投入すれば、経済成長の機会となることも指摘されている。

安倍よ、まともに豪雨災害対策に取り組め 今国会で復興補正予算を成立させよ
http://blog.livedoor.jp/yamatodanketsu/archives/27325482.html


安倍よ、これ以上の災害対応批判を避けたくば、復興補正予算を付けよ
http://blog.livedoor.jp/yamatodanketsu/archives/27380833.html


この不幸を単なる不幸で終わらせてはならない。


・水害に脆弱な地域の強靭化
・老朽化したインフラの整備
・莫大な予算投下による復興需要の創出


これを実現できる「大風呂敷」を広げることこそ、犠牲者に対する手向けとなり、被災者の方々のためになるのである。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大和民族の団結・管理人)
2018-07-13 23:24:32
ご引用ありがとうございます。先生とは恐れ多いばかりです。

まさに、関東大震災時に後藤新平の立てた計画のような大風呂敷を広げる必要があります。
補正予算すら付けないで、災害復興にすら金を惜しむ安倍政権の姿勢は、被災者、ひいては国民全体を見捨てるようなものであり、到底許すことはできません。
返信する

コメントを投稿