獅子内工房

のどかな毎日 のんびり染色

静かな大晦日

2006-12-31 11:36:55 | 四季おりおり

                       (C)池谷陽子

これは池谷陽子さんの作品。
クリスマスカードに頂いたもの。
ワタクシの宝物。
今年は藍の生葉染めが一緒にできてよかった。

例年にない静かな年末。
メインのパソコンが長期入院中のため、
年賀状を作りそびれたからかな。
あんなに大変だったのは、
年賀状のせい?

今夜は除夜の鐘をついたら、
神社にお参りしてお神酒を頂く。
その前にお昼寝しておこう。




散歩道を造る

2006-12-30 05:32:13 | 四季おりおり


散歩道を造ることにした。

スコップを片手に少しずつ雪を踏み固めていく。

木々のあいだをすり抜けて、
ぐねぐね道にしたり真直ぐにして変化をつける。



いつの間にかスコップで雪をどけていた。

斜面を下って隣の尾根に登る。

ぐるっと廻って20分位のコースにしよう。

           


ルービック・キューブ

2006-12-26 23:16:01 | のどかな毎日

「おばあちゃんに買ってもらって、
帰りの車の中でやっていたら、
もう揃わなくなったんだよ」

ウチの小さいさんが残念そうに言った。

おもむろに紙とセロテープを持ってくると、
紙を貼って、色を塗って、
チカラワザで6面揃えると、
満足して眠ってしまった。

         

遭難しそうになる話

2006-12-25 13:57:15 | 四季おりおり

やっとクリスマスである。
毎年、クリスマス強化月間をやっているのだが、
今年はそれに加えて沢山の出来事があったので、
とても長い12月だった(まだ終わっていない)。

ある日のこと。
珍しく二日間も札幌のマチに出かけた。

一日目、所用を済ませて汽車に乗って帰ってきた。
駅まで車で迎えに来てもらおうと思って、
携帯を探したらポケットに家と車の鍵が入っている。

それで仕方なくバスに乗って帰ることにした。
ワタクシ、バスは苦手であまり乗ったことが無い。
しばらくぶりで乗った。

発車してすぐ、バスはあらぬ方向に走っていく。
汽車に乗ってやっと着いたのに、
来た方向に戻っていく。
これは・・・乗り間違えたか。

「すいません、停めてください!」
・・・と言おうと思った。
でも経路が変わっていたのならハズカシイよね。
どうしよう。

バスは踏切を渡ってどんどん走っていく。
決断を迫られるワタクシ。
精神的に疲労困憊して、
「このまま乗っていって、
どこに行くのか楽しむのも一興」
とも思った。

やがて・・・
バスは大廻りして見慣れた道へ戻っていった。
ちょっとしたスリルである。


翌日は前日の一件に懲りて、
ちゃんと鍵を置いて出かけた。
「これで駅まで迎えにきてもらえる」
と思ったのだ。

その日は所用を済ませて家に戻り、
車で出かけて、
先に行っている家族と落ち合って
一緒に帰ってくるという算段であった。

さて、帰りの汽車の中で気が付いた。

「家に、鍵を置いてきた。誰もいないよ」

ということは、家に入れない。
ということは、車で迎えにいけない。
ということである。

さて、どうするか。

①このまま汽車に乗っていって、用事のあるマチまで行き、歩いて目的地に行く。
②家のあるマチで降りて、そこで時間をつぶす。
③汽車とバスで家まで帰り、外で待つ。

この三つの案が浮かんだ。
しかし、

①案の場合、
何事もなければ無事にたどり着ける。しかし時間が微妙である。遅れたら参加できない。また、天候が悪化した場合、駅で動きがとれなくなる。
②案の場合、
時間をつぶす適当な場所がなくて、結局、家まで歩いて帰るハメになる。途中で天候が悪化した場合、遭難する。
③案の場合、
札幌に行くので薄着なので何時間も外にいるのはつらい。天候が悪化した場合、庭で遭難する。

ワタクシの住む一帯は冬季間にはイキナリ天候が悪化して猛吹雪となることが多い。これまで何度も遭難しそうになっているのだ。
というワケで、どの案もイマイチ。

やっと、
④時間をつぶせる場所のあるマチで降りて時間をつぶす。
という最も安全な案が浮かんだところで、
そのマチの駅に着いたので急いで降りた。

駅前の喫茶店に入り、携帯で連絡を取る。

行事が終わったら、
タクシーでワタクシが住むマチの駅に寄って、
ワタクシを拾って一緒に帰ることになった。

さて、
しばし読書を楽しみ、
頃合を見計らって汽車に乗った。
予定よりかなり早く駅に着いてしまった。

幸い天候は穏やかだ。
「これなら少し先まで歩けるかな」
そう考えて数㎞先で落ち合うことにした。

合流地点まであと400mのところで、
歩道が雪に埋まって歩きにくくなってくる。
突如、吹雪いてきて進退窮まった。
携帯が鳴った。
「あと数分で着く」という。
それで吹雪の中を雪をこいで走った。

雪まみれで車に乗り込む。

冬は軽装備では危険である。



サンタクロース

2006-12-24 06:45:35 | 四季おりおり

やっとクリスマスイブである。
もうひと月もクリスマスをやっている気がする。
今年も長かったよクリスマス強化月間。

いよいよ今夜はサンタクロースが来る!

        

ウチの小さいさんの同級生の中には
「サンタクロースはおとうさんなんだよ」
などというフトドキ者がいるらしい。

ワタクシの幼少の頃にもそう言い出す子はいた。
年を経るに従い増えていき、
『サンタ信じる派』は減ってくやしい思いをする。


それで、

「サンタさんを信じない子にはサンタさん来なくなるんだよ」
「サンタさん信じているヒトにはオトナになっても来るんだよ」

ナンテコトをワタクシは言うんですね。



・・・というわけで、

我家ではオトナにも、
サンタクロースがプレゼントをくれるのであった。

ユメユメ疑うなかれ。
サンタクロースはいるのである!!!

                    




もうすぐクリスマスなのに、紅花の種子・・・

2006-12-23 20:55:42 | 染める

 
秋に採取しておいた紅花の花がら。
もとはほんの数株。
乾燥させて2リットルほどになった。

やっとまとまった時間が出来たので、
ようやく種をより分けた。

一粒一粒指でつまんで拾っていく。
すぐに終わると思って始めたのだが、
1時間でやっと1/5が終わった。

それで本を読みながらの、
のんびりモードに切り替える。

ガクや葉に棘があり、
それがたまにチクリと刺さる。
そういえば、
これを採取したときもよく棘が刺さった。
山形ではどうやっているのだろうか。
          
          
 
3時間ほどかけてこれだけ拾い出した。
こんなに採種できるとはオドロキである。
春になったらこれを播くのだ。

昨年播いたのはこの1/20ぐらい。
秋にはこの20倍もの種が取れるかもしれない。
しばらくは種を増やしておいて、
十分な量になったら紅花染めをしよう。
          
          
 
ひと仕事終えて外に出てみると、
沢から雄たけびが聞こえてくる。

雪をこいで崖からのぞいてみると、
ウチの小さいさんたちが沢で尻滑りをしている。
いや尻滑りというよりも、
崖から滑り落ちているのだ。

雪をこいで走り回り、
崖をよじ登っては滑り落ちていく。
小さいさんが2才くらいのとき、
ワタクシと一緒にやっていた遊びである。

当時はおぼつかない動きだったが、
数年ですっかり逞しくなった。
まるで山猿のような敏捷な動きだ。


鳴海伸一版画展

2006-12-07 17:43:47 | おしらせ






展覧会の御案内状を頂きました。
ありがとうございました。

  ~・~・~・~・~・~・~・~・~

鳴海伸一版画展「JIBIE」


●2006年12月12日(火)-17(日)
 10:30~19:00 ※最終日は17:00まで

●さいとうギャラリー
 札幌市中央区南1条西3丁目
 LA GALLERIA 5F

●ゲスト:中井明仁(映像クリエイター)

●後援:札幌市、札幌市教育委員会、野口観光株式会社

●協力:望楼NOGUCHI登別、ナカヤマアーキテクツ、ヒノデザインアソシエイツ

◇2006年に製作された主な作品と望楼NOGUCHI登別(プロデューサー:野口秀夫、アートディレクト:五十嵐威暢、設計:中川眞琴各氏)収蔵作品を中心とした作品を発表。
◇また、ゲストに映像クリエイターの中井明仁氏を迎え、版画を動画映像化した新たな試みのコラボレート作品も発表いたします。

  
  ~・~・~・~・~・~・~・~・~


楽しみですね♪


雪の日は楽しい

2006-12-03 05:12:09 | 四季おりおり

終日、雪が降っていた。
花壇の藍はすっかり雪に埋もれている。



赤い実をつけているノイバラ。
野鳥のレストランだ。
枝に重く雪が積もっている。

そり遊びをしていたこどもたちが、
雪まみれで走って来た。

 

あったかいココアを飲んで、
みかんを食べて、
また、
雪の中を転げまわって遊んでいる。

雪の日は楽しい。


森の中はヤドリギだらけ

2006-12-02 08:44:58 | のどかな毎日

森へ行って高い枝を見て回った。
するとあちこちにある。

 
 
 
 
 
 

ほんの30分ほどの間にこんなにあった。
調べてみると色々わかった。

ヤドリギは半寄生植物で、
落葉樹の高木に寄生することが多い。
雌雄異株で実は甘く、
ヒレンジャクなどの野鳥が好んで食べる。
種子は鳥の消化器を経ると粘着性をもち、
排泄されると糸を引くようにぶら下がり、
鳥に運ばれて樹木の枝や幹に付着する。
発芽した種子は形成層まで楔型の根を差込み、
水や栄養分を横取りしながら自らも光合成を行う。
数多くのヤドリギに寄生された木は弱ってくる。

・・・という植物らしいです。


なんか、イヤですね。


他の植物が地面に落ちた種から、
地道に地中に根っこを張って、
何十年もかかって成長して光を求める競争を行い、
到達した日当たりのよい場所で発芽するんですね。
そこで木が労力をかけて張り伸ばした根で集め、
苦労して高いところまで運んだ水や養分を、
ヨコから根を差し込んで横取りするんですね。
そうやって成長して実をつけ、
鳥に運ばせて増えていく。

「楽して増えればいいのか!」
「そんなことでいいのかヤドリギ!」

憤るワタクシ。

でも、
そんな生態を苦悩しているのかも知れません。

・・・何も考えてないか。

寄生された木にとってはどうなんでしょうか。
ヤドリギが根から元気になる物質を出して、
宿主をさらに繁栄させるとか、
菌やウイルスから守るとかね。

何かイイコトあるのかな。
寄生するからには一工夫欲しいトコロです。

数年前、
ワタクシは積雪期にヤドリギを見に行った
(らしいです)。
ヤドリギももらった
(らしいです)。
言われてみて思い出した
(ような気がする)。
「地上30mの鳥の巣?」を書いた前日には、
ヤドリギの葉の形について話をきいていた
(そうです)。

・・・そういえばそうだったかな。

どうしていろんなこと、
覚えてられないんでしょう。