獅子内工房

のどかな毎日 のんびり染色

森の中はヤドリギだらけ

2006-12-02 08:44:58 | のどかな毎日

森へ行って高い枝を見て回った。
するとあちこちにある。

 
 
 
 
 
 

ほんの30分ほどの間にこんなにあった。
調べてみると色々わかった。

ヤドリギは半寄生植物で、
落葉樹の高木に寄生することが多い。
雌雄異株で実は甘く、
ヒレンジャクなどの野鳥が好んで食べる。
種子は鳥の消化器を経ると粘着性をもち、
排泄されると糸を引くようにぶら下がり、
鳥に運ばれて樹木の枝や幹に付着する。
発芽した種子は形成層まで楔型の根を差込み、
水や栄養分を横取りしながら自らも光合成を行う。
数多くのヤドリギに寄生された木は弱ってくる。

・・・という植物らしいです。


なんか、イヤですね。


他の植物が地面に落ちた種から、
地道に地中に根っこを張って、
何十年もかかって成長して光を求める競争を行い、
到達した日当たりのよい場所で発芽するんですね。
そこで木が労力をかけて張り伸ばした根で集め、
苦労して高いところまで運んだ水や養分を、
ヨコから根を差し込んで横取りするんですね。
そうやって成長して実をつけ、
鳥に運ばせて増えていく。

「楽して増えればいいのか!」
「そんなことでいいのかヤドリギ!」

憤るワタクシ。

でも、
そんな生態を苦悩しているのかも知れません。

・・・何も考えてないか。

寄生された木にとってはどうなんでしょうか。
ヤドリギが根から元気になる物質を出して、
宿主をさらに繁栄させるとか、
菌やウイルスから守るとかね。

何かイイコトあるのかな。
寄生するからには一工夫欲しいトコロです。

数年前、
ワタクシは積雪期にヤドリギを見に行った
(らしいです)。
ヤドリギももらった
(らしいです)。
言われてみて思い出した
(ような気がする)。
「地上30mの鳥の巣?」を書いた前日には、
ヤドリギの葉の形について話をきいていた
(そうです)。

・・・そういえばそうだったかな。

どうしていろんなこと、
覚えてられないんでしょう。




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