獅子内工房

のどかな毎日 のんびり染色

泥藍で染めよう!

2006-08-31 22:58:51 | 染める


一晩程寝かせて、上澄みを静かに流す。
コンテナの底に泥藍が沈殿している。
広く平らな容器があれば良いのだが、生憎手元にはないので、
さらにフィルターでろ過する事にした。

時間が経っても、香りは良いまま変わりない。
底に沈んだ泥藍は僅か。
沢山のの藍から、
少量のインディゴしか取れないのを実感する瞬間だ。




泥藍で染めよう!

2006-08-30 11:44:30 | 染める


泥藍を作る過程で、楽しいとはいえ大変なのが攪拌作業。
充分な酸素を送るのは、根気が要ります。
手頃なポリバケツならなんとかなるものの、40リットルだと工夫が必要かも。
そうだな~、お風呂のお湯をかき混ぜるやつ。なんという名前なのかな。
アレを使ったら、腰も腕も楽かもしない。

両手の爪も藍に染まる。
コンビニで煙草を買うとき、レジのお姉さんの視線が気になる。
手袋はいたら、もっと変だしなぁ。
どうしたものか。うむむ。

泥藍で染めよう!

2006-08-29 20:11:55 | 染める


藍を発酵させて、泥藍をつくる過程では藍の液が甘くよい香りがする。
気のせいかもしれませんが。
少なくとも不快な香りとは言えないと、思う。
まるで、沖縄の『ぶくぶく茶』のようだ。
単順に楽しい作業。
色も美しく、ずっとやっていても飽きない。

あと40リットル二桶!
ローテーションで続きます!!

羊毛を藍の生葉で染めるの巻!

2006-08-27 20:31:16 | 染める

羊毛1kgを藍の生葉染めにした。
畑から刈り取ってきて、すぐに準備に取りかかった。
液状になった藍は抹茶のようで、美味しそうなのである。
青汁のように飲んでも良さそうに見える。ゴクゴク。

時間的に、ほんの数百グラムだけ染めるつもりだった。
が、調子が出てくると止まらない~。
みるみる染まるサフォークの羊毛。みるみる染まる両手。うひょ~!!!
この所、茶系ばかり染めていたので藍系の色は新鮮である。
春先に染めた、薄い黄色系の羊毛があるので重ね染めもやってみよう。


タイムアウトで沈殿藍に手つかずになってしまった。
明日、早朝作業を済まそ。
4時起きだ~~~。

藍の発酵染めの準備(だいこん便り?)!

2006-08-26 23:05:39 | 

今朝は予定通り畑に行って、40リットルの樽2つ分藍を刈り取ってきた。
トウキミも収穫して茹でて朝ご飯と共に食す。
夏の匂いがする。甘くてウマイ。
あまりにも大収穫だと、段々ありがたみがなくなってくる。
何時だったか、大ぶりの立派な大根がボコボコ収穫できて
おでん攻めにあった記憶がある。
汗だらだらの真夏のおでん。

その教訓を生かして、次の年は大根に愛情をあまり注がなかった。
間引きもしなかった。

そうしたら、先祖帰りしたとしか思えない、
ほそーーーくて、にがーーーーい、か、からい?
野趣溢れる香りの
漢方薬に使われそうな大根が育ったのである。

ええ、食べました。
おろして、秋刀魚と共に。
おでんにも。

葉っぱもキンピラにしました。
体にもイイですよ!(ホント)





今年は、大根には手を出していません。


大鍋グラグラ 真夏の染色7(オオイタドリの葉で羊毛を染めるの巻)!

2006-08-25 22:49:35 | 染める

早速ホームセンターにて漬物用の樽を買ってきた。
たるっ♪たるっ~!
これで、大量の藍を仕込める!
ここ数日の高かった湿度もおさまり、作業はしやすくなった。
明日は夜明けと共に起きて藍の刈取りだ。

というわけで8月20日の続きである。

②オオイタドリ(生葉1.5㎏:羊毛500g 300%)

【染液の抽出】
8月20日(日)
10:30  葉+水を中火加熱
12:20~13:00 1回目抽出(沸騰・弱火)
12:15  葉+湯を中火加熱
12:45~13:20 2回目抽出(沸騰・弱火)
14:10  葉+湯を中火加熱
14:40~15:20 3回目抽出

【染色】
13:25  1回目+2回目抽出染液に 
     11:50から温水に浸けておいた羊毛500g
     を入れ弱火加熱
14:00~15:00 1回目の染色(沸騰・弱火)
16:40  再加熱
17:15~18:15 2回目の染色(沸騰・弱火)
18:15  火を止め翌日までおく
8月21日(月)
10:40  温水洗浄3回、脱水

【媒染】
10:50  鉄錆汁(瓶に鉄片と水・塩・酢を入れて寝かせた)1㎏
     を水に入れて鉄媒染液を作る
10:50  羊毛を入れ強火加熱
11:25~11:40 鉄媒染(沸騰・弱火)
11:40  温水洗浄3回、脱水

【染色】
11:55  1回目抽出染液+2回目抽出染液に3回目抽出染液を加え
     羊毛を入れ弱火加熱
13:25~17:25 3回目の染色(沸騰・弱火)
17:25  温水洗浄3回、脱水

【乾燥】
18:00~ 毛をほぐして屋内干し   

8月23日(水) 乾燥終了 明るいこげ茶色に染まった

ちなみに、オオイタドリの根には抗菌作用がある。
地上部が枯れたら。掘って洗い、
小さく切って日干しにしておいて、煎じて使うそうです。
昨年、根を乾燥したもので染めたら褐色になった。

乾燥した羊毛を、それぞれ比べ見る。
ビミョウ~~~な、色の差でグラデーションのように並ぶ。
面白いなぁ。
植物同士のせいか、どの色と組み合わせてみても違和感がない。
馴染む気がする。
糸になって、組み合わさった姿が楽しみだ。
んで、問題なのは、カーディングすると羊毛の嵩は増える増える。
一体家の中には、何十キロの羊毛があるのであろうか。
まぁ、それはそれとして。
明日も早い。

おやすみなさい。


藍の発酵染め

2006-08-24 21:07:25 | 染める


今日は畑に藍の様子を見に行った。
ここ数日の雨のお陰で、すくすく育っている。
畑のすぐ近くにタンクがあるので水には不自由しないが、
広さもあってやっぱり雨はありがたい。

トナリの畑のズッキーニが気になる。
食べきれないほど、鈴なりなのである。
イタリア料理本で読んだのだが、
ズッキーニのつぼみにチーズを詰めて、フライにすると
ウマイらしい。
是非、試してみたい。
黄色いズッキーニを横目で眺めつつ、畑を去る。

発酵染めの準備の藍も順調、順調!独特の発酵臭もでてきた。
容器も足りないので追加する事にした。
いろいろ試してみたい植物は、山ほどあるが、今は藍優先。
急に気温が下がってきたので発酵染めはここ1・2週間が勝負だ!
時間が足りない~~~!!!



大鍋グラグラ 真夏の染色6(ミズナラの葉で羊毛を染めるの巻)!

2006-08-23 22:47:40 | 染める

ビールを飲んで、バタリと眠って気がついたら朝!
本当に眠ったのであろうか。短い気がする。
早朝はすっかり涼しい。
なんだかんだ言っても、北海道の夏は短かい。
ちよっと前まで、春蝉と鶯が盛んに啼いていた。
月見草にキリギリス、こおろぎ・・・秋の気配を感じるなぁ。

とかナントカ、染めのお話。
ええと、8月20日(日)の続きのお話ですが・・・

オオイタドリの葉1,5kg:羊毛500g
ヤマブドウの葉1.3kg:羊毛400g
ミズナラの葉400gタ:羊毛100g

最初槲の葉だと思っていたのだが、
よく見るとミズナラだった。

羊毛は隣まちのIさん宅のサフォーク。
5月3・4日に洗った5kgのうちの1㎏を使用。
まずは染液の抽出。それぞれ3回抽出する。
抽出しつつ染色を開始する。
今回は時間を追って記述してみる。

①ミズナラ(生葉400g:羊毛100g、400%)

【染液の抽出】
8月20日(日)
11:30  水+葉を中火加熱
12:20~13:00 1回目抽出(沸騰・弱火)
13:05  湯+葉を中火加熱
13:25~14:05 2回目抽出(沸騰・弱火)
14:40  湯+葉を強火加熱
15:20~16:00 3回目抽出(沸騰・弱火)
【染色】
13:10  1回目抽出染液に
     11:50から温水に浸しておいた羊毛100g
     を入れ弱火加熱
13:25~14:25 1回目の染色(沸騰・弱火)
15:15~ 温水洗浄3回、脱水
【媒染】
 赤錆汁(瓶に鉄片と水・塩・酢を入れ寝かせた)500g
 を水に入れて鉄媒染液を作る。
15:30  鉄媒染液に羊毛を入れ強火加熱
16:00~16:30 鉄媒染(沸騰・弱火)
16:30~ 温水洗浄3回、脱水
【染色】
16:35  再び1回目抽出染液に入れ弱火加熱
17:15~18:15 2回目の染色(沸騰・弱火)
18:15  火を止め翌日までおく

8月21日(月)
 朝見たらミズナラの葉の枯葉色だった
 もっと煮染めることにした

10:35  一晩おいた1回目染液と羊毛の入った鍋に
     2回目抽出液を加え弱火加熱
11:40~13:15 3回目の染色(沸騰・弱火)
13:15  3回目抽出液を加え強火加熱
13:20~14:20 4回目の染色(沸騰・弱火)
14:20~ 温水洗浄3回・脱水
【乾燥】
15:00~ 干物を干す網に入れて屋外で陰干し
18:00~ 屋内干し

8月23日(水)乾燥終了 暗茶褐色に染まった

こんなカンジで
②オオイタドリ(生葉1.5㎏:羊毛500g)
③ヤマブドウ(生葉1.3㎏:羊毛400g)
なんて続くとツライですね。
それでは今日はこのへんでオシマイ。

寝る!


いったんもーめーん!

2006-08-22 20:14:24 | 染める

藍染の準備に一反木綿の下処理をする。
天気の良い日に、所かまわずかげ干しにする。
オ、オシメではありません(笑)。

今朝は体が痛かった。
羊毛を指先を使って丁寧にほぐすので、指もジンジンする。
ほぐ、ほぐ、ほぐ。
でも、早く羊毛が乾くからこの作業は欠かせない。
TVを見つつ、ビールを飲みつつ、マッザージ機に座りつつ・・・。

染め上がった時と、翌日落ち着いた色味の違いも面白い。


へとへとなので、寝ル事にシマス~。

オヤスミナサイ。

藍の発酵染め準備&ジャガイモ大収穫!

2006-08-21 22:27:11 | 

今朝は、畑に行って藍を刈って沈殿藍の準備に入った。
去年は時期の最後になると、
茎から葉だけを採る作業が追いつかなくなり、
丸ごと発酵させた。
これから毎週、毎週藍を刈る。
煮染めにも挑戦だぁ。


植えた筈のないジャガイモが大収穫で熱中して掘る。
うまそう。
茹でて、塩で食べるのだ。
去年は植えた記憶のない、アズキが収穫できた。
雑草も気になる所ではあるが、早々に工房へ向かう。

この時点で、既に汗だく・・・。
工房から帰ってきて、茹でたてジャガイモやトマトのスープ
胡瓜まるかじりにビールを飲んだら、もう眠い!
お腹いっぱい。

ね、ねむい。寝る事にする!
今日の成果は、次号にて。

今日も充実した1日だった。
おやすみなさい。

熱湯グラグラ 真夏の染色5(花の咲いたオオイタドリ編)!

2006-08-20 21:46:55 | 染める

今朝は7時30分に家を出て、裏山に今日の染料を採りにいった。
まずはヤマブドウの葉、そしてミズナラの葉、それとオオイタドリの葉。
沢山採って行こうと思っていたのに、

森の奥にナニやら気配が・・・・!

熊かな・・・?
昨日会った熊博士によれば、やたらと襲っては来ないとの事ではあるが。
早々に退散する。


オオイタドリはこの1月ほど凝っている。
4週間前、ワインレッド+ココアに染まった。
     ↓
2週間前はココア色になった。
今回は、もう花が咲いているのでまた違った色になると思う。
今日は1.5㎏の葉で500gの羊毛を染めてきた。

ヤマブドウは1.3㎏で400g、
ミズナラは300gで100gである。

今回は羊毛を2㎏持っていって1㎏だけ染めた。
物足りない気もするが、たまにはいいか・・・。

ミズナラは鉄媒染を済ませて、
2回目の煮染めまでしてきた。
一晩寝かせていい色になっていたら洗って乾燥。
ヤマブドウは銅媒染をして、2回目の煮染めのところで寝かせてある。
明朝、再度加熱して煮染め。
その間に、オオイタドリのを鉄媒染する、という予定。

書いていると、暑さが甦る。汗ダラダラ。
今日も全身汗でずぶぬれになった。

染液のもくもくの湯気にあたり過ぎたのか、
目の充血と目やにが・・・。
これでは、昔飼っていたニャー助と一緒ではないかっ。
ニャーーーーッ!
目をよく洗って、点眼、点眼!

そうだ、その前に藍の一番狩りをして
発酵染めの仕込みをしていかねば。
時間があれば生葉染めもやりたい。
明日は朝から忙しい。


・・・工房近くの池の鴨をしばし眺めて帰宅。
はぁ~~~っ。
ビールがウマイ!(お中元に貰ったサッポロクラッシック)

今日も充実した1日だった。

アルパカ!!

2006-08-19 21:30:12 | 動物
あやしい人影発見!











異常なし!

異常なし!














こちらもOK!!!



・・・それにしても、TAMAさん のアルパカはキュート&ラブリーな
感じですよね。ナゼなのでしょうか?
毛並みも心なしか違うような気がします。品種がちがうのかな・・・。




アルパカ!

2006-08-18 21:13:03 | 動物


コレは、去年当別町で開催された『フィールデイズ』でのアルパカです。
他にもひつじやミニ豚などもいました。

立ち姿もユニークで、言葉では言い表せない。
少なくとも友好的ではないのは確かである。
強いて云えば、挙動不審!?(失礼!)

で、あるからして

アルパカの元々の気質なのか、
ナカナカ触らせてくれない。うう。

しかし、そこでめげるワタクシではない!
「おーーヨシヨシ」と、隙をついては全頭なでなでしたのである。

やっぱり、めんこい。

来月も『フィールデイズ』は開催される。
ひつじ関係の製品の販売もあるのだ。
また、アルパカに会えるのであろうか?楽しみである。

食べるべきか、染めるべきか!?キイチゴの巻

2006-08-17 20:57:26 | 染める


食べる事にした(アッサリ)。
量が少なすぎるのだ。もう少し大きくなってからのお楽しみにする事にしょう。
キイチゴ・・・正確には、葉の形状等からナントカナントカという、
種類に分類されるのであろう。
が、種類もたくさんあるのだ。
食べても美味しく&体に異変もないので、多分ダイジョウブであろう。
多分・・・(うひょ~~~)。