獅子内工房

のどかな毎日 のんびり染色

降雪期の藍の花

2006-11-24 08:18:39 | 植物


ついに降雪の時期となった。
10月上旬に畑から根こそぎ抜いて、
花壇の上に置いた蓼藍。
根は露出した状態で花を咲かせ続けている。
霜が降りて、何度か降雪に遭ったがいまだ健在だ。

    

葉もあまり枯れていない。
雪の中で葉を青々とさせているのは、
修景用のバラと、この蓼藍だけになった。
果たして採種はできるのか。



カツラ

2006-11-02 23:39:36 | 植物


北海道の広葉樹の中でも、
最大級の木がカツラ。
開拓期には各地の山裾に、
高さ30m、直径2mほどの巨木があったという。



アイヌ語でランコという。
内皮の煎じ汁に織物を漬け、
鉄分の多い水に浸して黒色を染めた。
盆や杓子などの小器具のほか、
丸木舟の材となった。


セイタカアワダチソウ

2006-11-01 22:48:04 | 植物


花が終わったセイタカアワダチソウ。
この種子を採ってきて庭に蒔けば、
黄色の染料が確保できるかな。
・・・眺めるだけにしよう。



散歩道の木、手のひらのような葉。
イタヤカエデが色付いた。
風が吹いたら、黄色い葉が舞う中を、
セイタカアワダチソウが飛んで行くんだろうな。






ハリギリ

2006-10-27 20:05:16 | 植物


地面に霜。
高い空に巻雲。



この時期、
森は紅葉でいっぱいだ。
そんな中に鮮やかな緑色の大きな葉。

天狗のうちわのような手のひらの形。
ふちに細かいギザギザ。
互生し枝先に集まる葉。



ハリギリだ。
センノキともいう。

丸木舟を作るのに使った木だ。
臼や杵、鉢も作った。
今は家具やバイオリンの胴が作られる。

「洞爺湖のせんのき」、
「老三樹」のハリギリが有名だ。


ハルニレ

2006-10-25 22:43:03 | 植物

朝、霜が降りていた。空はほぼ快晴だ!
今日も森に出かけた。

道の上に倒れかかった大木がある。
ハルニレだ。

昔、火を起こすのに使われた木だ。
神話ではドロノキと対置される善玉。
この内皮から繊維を採り、布を織っていた。



森の奥へと歩く。

見上げれば一面のヤマモミジ。
地面に写る影がモミジの葉の形だ。



オオウバユリ

2006-10-24 21:56:10 | 植物

今日は少し遠出して森まで出かけてみた。
気温が低いので早足で歩き回っても汗をかかない。
お気に入りの場所をあちこち回ってみた。



燃えるような紅葉の楓があった。
森の中のほうが紅葉が遅い。




道端にいいものがあった。
オオウバユリ
「実のなるころには歯(葉)がない」
というわけで「ウバ」ユリ。

これが庭に欲しくて、種子を採取したことがある。
下川町の山から採ってきた。
あちこちに蒔いたが発芽しなかった。

最近、隣家の窓の下に、この姿を見つけた。
種子が風で飛んでいったようだ。

オオウバユリの根からデンプンが採れる。
ダンゴにして汁に入れると旨いらしい。


白樺

2006-10-22 23:43:34 | 植物


2本の白樺がある。
左は葉が沢山、右は葉がまばら。

左のほうが元気に見える。
枝も沢山、入り組んで伸びている。
右は枝ぶりがシンプル。
大枝から外へ、
自然なカンジで小枝が伸びている。

左はいつも沢山の葉がつき、
いつまでも落ちない。



こちらは根元が花壇になっている。
秋には枯葉をあつめて山盛りにしており、
イモの皮なども入れている。
それですくすくと育っている。

今、この根元には畑から抜いてきた藍がいる。
あれから2週間、今も元気に育っていて、
赤い花を次々と咲かせている。