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何をやっても素人なわたしの雑記帳

「小さな鼓動のメッセージ」 辻岡 健象 著

2009-06-10 23:13:24 | 
著者の辻岡健象さんは、胎児の人権を守るための「小さないのちを守る会」を起こしました。
この会の四本柱は、
中絶の防止
養子縁組の斡旋
いのちと性に関する啓蒙教育
中絶体験者へのキリストの福音による救いの提供

この本を通して、改めて命の大切さを考えないわけにはいきませんでした。
人工中絶について、世の中にはいろいろな考え方があると思います。
わたしは体験から、受胎した時が一人の人としての命の始まりだと思うのです。
わたしには3人の子どもがいます。
下の二人の子供は、妊娠初期に切迫流産で出血が止まりませんでした。
家族も内心は流産を想定していたようです。
わたしは「五体満足な赤ちゃんを与えてください」と祈ることはできませんでした。
それどころではありません。
その時の祈りは「とにかく生まれさせてください」でした。
そして3人の子どもたちは今、育ち盛りです。
生まれてきてくれて本当によかったです。
もし、五体満足ではない子どもだったら。。。これは想像するしかないことですが、たぶん、どんな子どもが与えられたとしても、悩むことはあっても、愛しく育てていきたいと思うのではないでしょうか。
実際にそうなってみないとわからないデリケートな問題ですが。
また、祈っても、望んでも、生まれることができなかった命もありました。
2回の流産を経験しました。
悲しいことではありましたが、夫は言います。
「生まれてくるためだけではなく、意味があって授かった命だった」と。
命が胎内に宿ることは、神様の計画によるものだということです。
意味のない命なんで一つもないんですね。
わたしは、自分は偶然生まれたんじゃないか、生きる価値なんかないんじゃないか、と悩んだことがありました
自分がいなくなっても世の中は何も変わらず流れていくのなら、死んでしまおうかと思うほど絶望していました
でも、神様が計画してわたしを創り命を与えてくれたことを聖書から知った時、生きる力と喜びがわいてきました。
わたしは生きていていいんだ、ここにいていいんだ、とはっきり解ったからです。
神様が愛して創った命に、なくてもいい命なんてないのです。
生まれてこないほうがいい命なんで一つもないはずです。
愛されて生まれてきたあなたの存在はとても大切で、代わりはいないのです

わたしの目には、あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している  イザヤ43:4