素人屋雑貨店

何をやっても素人なわたしの雑記帳

わからない

2008-12-04 22:38:32 | Weblog
今日はデイサービスの厨房のお仕事の日でした。
本来厨房のお仕事は、まったくの裏方です。
お年寄りと話をしたり接する機会は本当は皆無です。
でも、今日はとっても嬉しい例外がありました。
皆さんが帰る頃、送迎車の順番を待っているお年寄りのUさんを見守るスタッフが足りなくて、わたしが借り出されました。内緒だよ~
一人で歩けないのにすぐに立ち上がってしまうUさんの隣に座ってほんのしばらくの間、お話をしたんです。
Uさんは認知症で、口から出る言葉は支離滅裂、何を言っているのか聞き取るのも難しいほどです。
わたしが話しかけても、それに対する答えは返ってきません。
一見ちぐはぐな言葉のやりとりだけれど、わたしたち、ちゃんと会話していたんですよ。
唐突に「わからない」と言うUさんに「わからないですね~」と答えると「ね~」と返してくれました。
これが今日Uさんと交わした日本語のすべてです。
その会話をした時、Uさんの目、笑っていたような気がします。