2006年に待望の長男が生まれたのはよいのだが、1つ問題が出てきてしまった。
つまり子守をしなければならないので、休日に家にいてもマッタリ出来ないということだ。子供を寝かしつけるのも一苦労だった。
ところが子供というヤツは、乗り物に揺られていると良く寝るのだ。
また、いろいろ風景が変わって刺激があるからか、退屈がってだだこねたり泣いたりということも少ない。
いつしか我が夫婦は、休日ともなれば子供を連れて公園やイオンあたりを巡るという日々になっていった。
お出かけする事が子守を兼ねていたのだ。
当然ネタ切れとなっていくので、ネットで面白そうな公園や遊び場を探すことも怠らない。
そんなことをしてるうちに、出会ってしまったのだ。 B級スポットというヤツに・・・
昔からバイクツーリングが好きで、知らない土地をウロウロするのが好きではあった。 そういう素質はあったと思うが、今こうして家族とともに寂れたスポットを巡る事に幸せを感じてしまうとは。
まあ、長い人生、こういう変な事を自分はやっていたんだという記録も兼ねて、こうしてブログに残していこうと思う。
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去年の9/1に妻と息子と泊まりで旅行をしようと思ったものの、予約が取れずあえなく玉砕・・・仕方なく日帰りで、ちょっと興味のあった養老天命反転地に行ってみようということになった。
もともと「子供と遊べる公園」という、至ってマイホームパパな検索をしていたらなぜか引っ掛かってしまったのだが、この養老の小旅行が、果てし無きB級スポット巡りの始まりになろうとは・・・・
で、愛知の家を出発して1時間。ナビの言うがままに養老公園に入ったところで、遊園地の廃墟らしきものを発見! 興奮する我が夫婦。しかし数秒後、さらに衝撃を受ける事になった。
なんと廃墟と思った遊園地の観覧車が、微妙に動いているではないか!!
これは調査せねばと思ったが、とりあえず先に天命反転地をクリアすることにして養老公園駐車場へ。 ガラガラだが300円取られる。駐車場の奥は楽市楽座というフードコートになっていて、その先に写真のような芝生広場。天命反転地はさらにその奥だ。
入場料は710円。消費税なら通常735円だろうから、ナゼ710円なのかは謎だ。
ここは、荒川修作なる芸術家が、マドリン・ギンズという詩人と組んで作った、巨大な芸術作品だそうだ。
英名は「サイト・オブ・リバーシブル・ディスティニィ・ヨーローパーク・ギフ」である。
養老天命反転地のメインの1つ「極限で似るものの家」へと突き進む。
岐阜県の地図が全体に描かれているが、今は平成の大合併で全然違うものになってしまっている。
「極限で似るものの家」の内部にて。
これは天井から生えている電話。迷路のような家の中に、いろいろな家具が壁や天井に埋め込まれている。 自分の家の似た部分を探せという事なのかよく分からないが、とりあえず公式サイトに「極限で似るものの家の使用法」があるので熟読してみよう。
で、天命反転地中央にある日本列島のくぼみの真ん中部分「宿命の家」にて。
迷路のようになっているが、壁が低すぎて迷路としては使えず。
とりあえず何かを感じようとしたのですが何も感じず。
平地が無く、すべての地面、壁、天井が「平行」や「垂直」となっていない風景は確かに不思議な感覚に包まれるが・・・まあ710円の価値はあるかも。
はたして自分の「ディスティニィ」は「リバーシブル」したのでしょうか・・・
で、楽市楽座で腹ごしらえした後、謎の観覧車をリサーチすることにした。
その名も「養老ランド」
ゲートをくぐると、まずは室内遊園地。ここはこざっぱりしていたが、外の遊園地に降りていったらありえない光景が。
「なぜこんなに(土曜日の午後に)客がいないのか。(ついでにナゼ潰れないのか)」
ここはまさに、探偵ナイトスクープでいうところの「パラダイス」である。
うちの息子がいなければこんなとこ来なかっただろうから、とりあえず息子に感謝。
で、まずは引退間近の0系新幹線へ。
楽勝で最前列のパノラマ席へ座れます。
お次はゴーカート。マシンは新しかった。(ついでに客が3組ぐらいいて、少し並んだw)
とにかくそれ以外にも、メンテナンス代すらペイできるかどうかわからないアトラクションが多くて感動。
最後に100円払ってふれあい動物園へ・・・つってもイヌとウサギくらいしか居ないんだけど、ウチの坊主にはこれで十分。
動物園の係りのお姉さんはとても親切だったので楽しかったが、30分の滞在のうち、15分くらいは我が家の貸切だった。
この動物園、1日の収入は2000~3000円くらいじゃなかろうか。
ただここは、遊園地としては悪くない。昭和ムードもさることながら、意外と綺麗でサービスもいい。係員さんも優しいです。しかし駐車場代がかかる上に、大人600円、さらに2歳児!!から400円取るのはどうかと。(せめて3歳からだろう)
入場無料にして、乗り物の料金を100円くらい(そっと)値上げするほうがいいような気がする。
これだけ閑古鳥だと、僕みたいなコアな野郎は喜ぶけれど、普通の夫婦は引いてしまうような気がするから、とりあえず場内を賑やかにしないと。
まあそれ以上に驚いたのが、養老ランドが公営ではないらしい事。養老天命反転地を含めて、このへんは養老公園として岐阜県が整備してるから、養老ランドも税金で庇護されてるのかと思いきや、養老公園には属してないらしい。
なぜ経営が成り立っているのかとアタマを抱えつつ、再調査を誓い帰路についたのであった。
2007年9月1日訪問
つまり子守をしなければならないので、休日に家にいてもマッタリ出来ないということだ。子供を寝かしつけるのも一苦労だった。
ところが子供というヤツは、乗り物に揺られていると良く寝るのだ。
また、いろいろ風景が変わって刺激があるからか、退屈がってだだこねたり泣いたりということも少ない。
いつしか我が夫婦は、休日ともなれば子供を連れて公園やイオンあたりを巡るという日々になっていった。
お出かけする事が子守を兼ねていたのだ。
当然ネタ切れとなっていくので、ネットで面白そうな公園や遊び場を探すことも怠らない。
そんなことをしてるうちに、出会ってしまったのだ。 B級スポットというヤツに・・・
昔からバイクツーリングが好きで、知らない土地をウロウロするのが好きではあった。 そういう素質はあったと思うが、今こうして家族とともに寂れたスポットを巡る事に幸せを感じてしまうとは。
まあ、長い人生、こういう変な事を自分はやっていたんだという記録も兼ねて、こうしてブログに残していこうと思う。
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去年の9/1に妻と息子と泊まりで旅行をしようと思ったものの、予約が取れずあえなく玉砕・・・仕方なく日帰りで、ちょっと興味のあった養老天命反転地に行ってみようということになった。
もともと「子供と遊べる公園」という、至ってマイホームパパな検索をしていたらなぜか引っ掛かってしまったのだが、この養老の小旅行が、果てし無きB級スポット巡りの始まりになろうとは・・・・
で、愛知の家を出発して1時間。ナビの言うがままに養老公園に入ったところで、遊園地の廃墟らしきものを発見! 興奮する我が夫婦。しかし数秒後、さらに衝撃を受ける事になった。
なんと廃墟と思った遊園地の観覧車が、微妙に動いているではないか!!
これは調査せねばと思ったが、とりあえず先に天命反転地をクリアすることにして養老公園駐車場へ。 ガラガラだが300円取られる。駐車場の奥は楽市楽座というフードコートになっていて、その先に写真のような芝生広場。天命反転地はさらにその奥だ。
入場料は710円。消費税なら通常735円だろうから、ナゼ710円なのかは謎だ。
ここは、荒川修作なる芸術家が、マドリン・ギンズという詩人と組んで作った、巨大な芸術作品だそうだ。
英名は「サイト・オブ・リバーシブル・ディスティニィ・ヨーローパーク・ギフ」である。
養老天命反転地のメインの1つ「極限で似るものの家」へと突き進む。
岐阜県の地図が全体に描かれているが、今は平成の大合併で全然違うものになってしまっている。
「極限で似るものの家」の内部にて。
これは天井から生えている電話。迷路のような家の中に、いろいろな家具が壁や天井に埋め込まれている。 自分の家の似た部分を探せという事なのかよく分からないが、とりあえず公式サイトに「極限で似るものの家の使用法」があるので熟読してみよう。
で、天命反転地中央にある日本列島のくぼみの真ん中部分「宿命の家」にて。
迷路のようになっているが、壁が低すぎて迷路としては使えず。
とりあえず何かを感じようとしたのですが何も感じず。
平地が無く、すべての地面、壁、天井が「平行」や「垂直」となっていない風景は確かに不思議な感覚に包まれるが・・・まあ710円の価値はあるかも。
はたして自分の「ディスティニィ」は「リバーシブル」したのでしょうか・・・
で、楽市楽座で腹ごしらえした後、謎の観覧車をリサーチすることにした。
その名も「養老ランド」
ゲートをくぐると、まずは室内遊園地。ここはこざっぱりしていたが、外の遊園地に降りていったらありえない光景が。
「なぜこんなに(土曜日の午後に)客がいないのか。(ついでにナゼ潰れないのか)」
ここはまさに、探偵ナイトスクープでいうところの「パラダイス」である。
うちの息子がいなければこんなとこ来なかっただろうから、とりあえず息子に感謝。
で、まずは引退間近の0系新幹線へ。
楽勝で最前列のパノラマ席へ座れます。
お次はゴーカート。マシンは新しかった。(ついでに客が3組ぐらいいて、少し並んだw)
とにかくそれ以外にも、メンテナンス代すらペイできるかどうかわからないアトラクションが多くて感動。
最後に100円払ってふれあい動物園へ・・・つってもイヌとウサギくらいしか居ないんだけど、ウチの坊主にはこれで十分。
動物園の係りのお姉さんはとても親切だったので楽しかったが、30分の滞在のうち、15分くらいは我が家の貸切だった。
この動物園、1日の収入は2000~3000円くらいじゃなかろうか。
ただここは、遊園地としては悪くない。昭和ムードもさることながら、意外と綺麗でサービスもいい。係員さんも優しいです。しかし駐車場代がかかる上に、大人600円、さらに2歳児!!から400円取るのはどうかと。(せめて3歳からだろう)
入場無料にして、乗り物の料金を100円くらい(そっと)値上げするほうがいいような気がする。
これだけ閑古鳥だと、僕みたいなコアな野郎は喜ぶけれど、普通の夫婦は引いてしまうような気がするから、とりあえず場内を賑やかにしないと。
まあそれ以上に驚いたのが、養老ランドが公営ではないらしい事。養老天命反転地を含めて、このへんは養老公園として岐阜県が整備してるから、養老ランドも税金で庇護されてるのかと思いきや、養老公園には属してないらしい。
なぜ経営が成り立っているのかとアタマを抱えつつ、再調査を誓い帰路についたのであった。
2007年9月1日訪問