菅原道真が博多に上陸した際、地元の漁民が綱を巻いて輪に
して腰掛けにと勧めたという故事にちなむ綱敷天満宮(福岡市
博多区綱場町)を訪ねた。
自詠 (菅原道真)
離家三四月 家を離れて三四月(みつよつき)
落涙百千行 落つる涙は百千行(ももちつら)
万事皆如夢 万事 皆 夢の如し
時々仰彼蒼 時々 彼の蒼を仰ぐ
道真は901(昌泰四)年二月一日、京の家を離れているので、
この自詠は同年四月か五月の詠であろうといわれている。
綱場町から店屋町、冷泉町へと続く通り この道をすぐ左に折れる 綱場町の通り 左の角を入る 30~40メートルほど行くと左に綱敷天満宮が見える 綱敷天満宮 福岡市博多区綱場町
綱敷天満宮 福岡市博多区綱場町
綱敷天満宮案内板
綱敷天満宮案内板 筑前国名所絵図に描かれた綱輪天神社と鏡天神社
左が綱輪天神社で今の綱敷天満宮(福岡市博多区綱場町)
右が鏡天神社で今の鏡天満宮(福岡市博多区下川端町)
綱敷天満宮