福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2020.2.5(水)その2 梅の花咲く

2020-02-26 | 万葉紀行

梅の花が咲いた。万葉集巻5-818に掲載されている山上憶良の歌を紹介する。

梅  豊後梅

  春さればまづ咲く宿の梅の花

   独り見つつや春日暮(くら)さむ  筑前守山上太夫

              万葉集巻5-818(山上憶良)

天平2年(730)正月13日、大宰府の帥・大伴旅人(当時66歳)は自邸において、府管および管下諸国の国史から沙弥の滿誓までを招き、盛大な梅花の宴を催した。この時の梅花の歌32首が万葉集に載せられている。この時に詠まれた山上憶良の歌である。

 

 

 


2020.2.5(水) クリスマスローズ咲く

2020-02-17 | 

クリスマスローズが咲いた。 寒さに強く、雪を持ち上げて花を咲かせるということで「雪起こし」という別名をもつ。黒色の根にはサポニンがふくまれ、ヨーロッパでは古くギリシャ時代から薬用にされたという。高麗人参のようなものだったのだろうか。

クリスマスローズ  雪起こし

  クリスマスローズ気難しく優しく    後藤比奈夫