福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2015.5.17(日) 卯の花が咲く

2015-05-22 | 

卯の花(うのはな)が咲いている。文部省唱歌「夏は来ぬ」(佐々木信綱作詞)においても「卯の花のにおう垣根に、時鳥早もきなきて」と歌われている。

卯の花(うのはな)  花空木(はなうつぎ)    更紗空木(さらさうつぎ)

  卯の花の夕べの道の谷へ落つ     臼田亜浪

卯の花(うのはな)  花空木(はなうつぎ)    更紗空木(さらさうつぎ)

  卯の花に風のはげしくなるもよし     細見綾子

卯の花(うのはな)  花空木(はなうつぎ)     梅花空木(ばいかうつぎ)

  佐伯山(さへきやま)卯の花持てる愛(かな)しきが

     手をし取りてば花は散るとも   万葉集巻七ー1259  作者不明

 

卯の花(うのはな)  花空木(はなうつぎ)     梅花空木(ばいかうつぎ)

  おそるべき君等の乳房夏来(きた)る    西東三鬼(さいとうさんき)

卯の花を詠んだ句ではないが、大岡信の「折々のうた 三六五日」の五月十八日の項より引用した。昭和二十一年、戦争が終わってから最初の夏の作という。

 


2015.5.13(水) 二水会で天神へ出る

2015-05-15 | 街角風景

二水会で天神へ出た。先月の二水会は退院後日が浅かったので欠席したので、二か月ぶりである。Yさんから50年前の集合写真の拡大版を見せて貰って、暫し青春時代を懐かしんだ。皆若かった。

ダイヤモンドビル前から天神交差点を見る

ダイヤモンドビル前から天神交差点を見る

益正天神本店にて


2015.5.8(金) JR博多駅広場を散歩する

2015-05-12 | 街角風景

JR博多駅で友人と待ち合わせということでJR博多駅の広場をぶらりと見て周ってから、友人と会って地下一階の寿司やでビールと焼酎で積もる話に興じた。

JR博多駅を背に右手側にタクシー駐車場と大博通りを見る

タクシー降車場から左手側を見る  旧博多郵便局の跡地に商業ビルが建設中だ

建設中の商業ビルの下に建つ、酒は飲め飲め飲むならば日の本一のこの槍をの黒田武士の像

右手の博多駅正面から出た広場内通路

JR博多駅を出て正面左手に展開する博多駅広場

博多駅広場

博多駅前の幹線道路市内バス乗り場付近   現在地下鉄延伸工事中

JR博多駅正面付近

博多駅へ向かう

博多駅へ向かう

博多駅へ向かう

博多駅  HAKATA STATION

博多駅正面入口

博多駅正面入口を入ったところ

博多駅筑紫口・デイトスB1F  友人と寿司やでビールと焼酎で積もる話に興じた。 


2015.5.7(木) 隅田の花火という名の紫陽花が咲く

2015-05-11 | 

江戸後期に長崎に滞在したシーボルトは、愛する女性、滝の名から、紫陽花を「オタクサ」と呼び、西洋に紹介した。紫陽花(あじさい)の関連季語には、あずさい、七変化(しちへんげ)、ハ仙花(はつせんか)、かたしろぐさ、刺繍花(ししゅうばな)、瓊花(たまばな)などがある。

紫陽花(あじさい)「隅田の花火」  前はカンパネラ、後ろはカランコエ

  花二つ紫陽花青き月夜かな     泉鏡花

紫陽花(あじさい)「隅田の花火」

  紫陽花やはかなしごとも云へば云ふ     加藤楸邨


2015.5.1(金) カフェ ブラジレイロで昼食をとる

2015-05-10 | 街角風景

今日は久し振りに街に出て、カフェ ブラジレイロで昼食をとった。

カフェ ブラジレイロ   福岡市博多区店屋町

カフェ ブラジレイロは昭和9年(1934)に東中洲河畔にオープンし、戦中に防火帯確保のため接収され戦後現在地に再建したそうだ。店看板に「自家焙煎の珈琲と手造りの定食BRASILEIRO」とある。

カフェ ブラジレイロにて

なんとも懐かしい日本の洋食

カフェ ブラジレイロにて

 


2015.4.25(土) スズランの花が咲く

2015-05-09 | 

鈴蘭の花が咲いている。清楚で可憐な印象から、キリスト教では聖母マリアの花といわれている。フランスでは、5月1日に鈴蘭を大切な人に送って幸運を祈る習慣があるそうだ。有害植物だが薬効もあり、ヨーロッパではリウマチ、痛風などの治療に使われたという。また花は、香水、媚薬として用いられたという。

鈴蘭(すずらん)   君影草(きみかげそう)

  すずらんのりりりりりりと風に在り     日野草城

鈴蘭(すずらん)   君影草(きみかげそう)

  鈴蘭の谷や日を漉(す)く雲一重     飯田蛇笏


2015.4.24(金) なんじゃもんじゃの木の花が咲く

2015-05-08 | 

なんじゃもんじゃの木に花が咲いている。雪化粧のような清らかさである。ナニワイバラ、カキツバタ、ヨドガワツツジも咲いている。

なんじゃもんじゃ  一葉たご(ヒトツバタゴ)

この木は対馬で実生から栽培されたもの。

長崎県対馬市上対馬町鰐浦地区の自生地のものは「鰐浦ヒトツバタゴ自生地」として国の天然記念物に指定されている。俳句の季語には見当たらない。

なんじゃもんじゃ  一葉たご(ヒトツバタゴ)

なんじゃもんじゃ  一葉たご(ヒトツバタゴ)

ナニワイバラ  浪速茨  野ばら  野いばら

  愁いつつ岡にのぼれば花いばら     与謝蕪村

杜若(かきつばた)   燕子花(かきつばた)

  降り出して明るくなりぬ杜若     山口青邨

淀川躑躅(よどがわツツジ)  躑躅(つつじ)

  盛りなる花曼荼羅の躑躅かな     高浜虚子 


2015.5.7(木) 一年前の投稿を振り返る(二水会で天神へ出る)

2015-05-07 | 街角風景
 
2014.4.9(水) 二水会で天神へ出る
二水会で天神へ出た。天神交差点のシンボルツリー「香椿(チャンチン)」にも、淡い赤紫の若葉が目立ちはじめた。香椿は樹高が極めて高くなるそうで「天突く」、「雲破り」などの別名がある。天...
 

 


2015.5.7(木) 一年前の投稿を振り返る(都府楼址)

2015-05-07 | 万葉紀行
 
2014.4.1(火) 太宰府の都府楼址に桜を見る
太宰府の都府楼址の北側に花見をした。大野山の南面の麓である。  都府楼址の北側の桜  前の写真のすぐ裏側である大野山の麓にある万葉歌碑  万葉集巻五の巻頭を飾る大伴旅人...