海・風・そして・・・月

ここ富士山麓から、つれづれなるままに思いっきりローカルな話題や散歩写真、ひとりごとを綴っていきたいと思っています

まちなかアートギャラリーを観て

2006-07-26 12:17:15 | 「展覧会」~ART
これまた遅いネタになってしまったけど、
これはどうしても書かねばならない。。。(^^;)

「まちなかアートギャラリー」というのを観た。
富士山の山開きに合わせて、富士宮の神田商店街を中心に企画されたものだ。
(ところで神田商店街って、
今となっては人通りも少なく閑散としてさびれてしまったが、
浅間大社の周りの門前町に開かれた自由市に始まり、起源は相当古いらしい。)

今年で4回目なのだという。
自分も作家の一人なのだが、残念ながら今回までこの様な催しの存在を知らず、
初めて拝見した。

おおよそJR富士宮駅界隈から西富士宮駅まで、
またその周辺の商店街も入るので、距離的にはかなり長いエリアになるが、
企画に賛同した商店街の店内の壁面や一角に、
絵画や版画、写真や書、陶器や工芸品等などの、
主に地元作家の作品を展示して、
期間中一般の人に公開するというもの。

この様な試みは他の市町村でも行われているので、
さほど珍しいものでは無いが、大抵はテナントとか、
銀行のワンフロアー使ってとか、
展示する場所が決まっていて、観やすい様になっているが、
ここの場合、例えばそれが喫茶店や雑貨屋さんや、
セトモノなどを販売する店ならばまだしも、
あまり普段展示とは無縁な、肉屋さんや薬屋さん等にも、
展示されてたりする。

家具屋さんなど比較的広いスペースもあれば、
畳1枚分程の壁面に飾られているものもあったりで、
かなり意識して廻らないとわからないものもある。

駅前の商店街なので、車を置くスペースが無い為、
レンタル自転車を所々で、貸してくれるところもあった。

やはり宣伝不足なのか、観る人はまだまだ少なく残念だが、
試みとしたら始まったばかりで、今後試行錯誤していけば良いでしょう。

作家と商店街のコラボレーション等、昔では考えられなかったと思う。
こういう地方の田舎町でアートが、
もっとより生活に身近になっていけば素晴らしい。
いずれにせよこういう企画は、とても良い事だと思うので、
是非とも浸透し発展していって貰いたいものです。
アートの街としても認知されれば、
それは商店街にとってもメリットがある事だと思います。

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