ツイッターは「つぶやく」という動詞で象徴されてきたように、
・「ただ感じたことを言語化するメディア」
である、と位置づけている人が多いようだ。
しかし、他者の意見に反論をぶつけるからには、「感じたこと」のレベルでは全然足りず、
・「根拠」
をつけなければならないのだが、どうも、放射線や放射性物質について私のツイートに「異論・反論」をぶつけてくる人は、「根拠」どころか、
・「ただ感じたことを書いているんだから根拠なんかいらないでしょ!」
的な気持ちで、実にお気楽に「異論・反論」をぶつけてくるようだ。とんでもない(笑)。今まで何らかの関係があった人ならまだしも、全く見ず知らずの他人に「異論・反論」をぶつけるからには、ツイッターだろうがブログだろうが2chだろうが、それなりの「根拠」が必要だろうに。
という「私の前提」がおかしいと思う方は、以下の文章を読まない方がよかろう。以下、「自己責任」で(笑)。
昨日の記事でも貼った一昨日(5月1日)のNHK「ニュース7」での、「食品における放射性セシウムの新基準」に関して、私が以下のようにつぶやいた。
これに対して、以下のような賛意的ツイートもあった。まあお名前は愛嬌だw
しかし、以下のように噛みつく方が。
私は以下のように答えた。
以下のようなレスが。
「影響は?」と聞いてくるが、影響がないから最初のツイートがあるわけだ。
あとこの方、「放射能量」などという不可思議な言葉をお使いになっているので以下のレスも足す。
「水掛け論」とは言っているが、こっちに言わせれば「それがどうした」である。
このお方の最高(笑)のバカツイートがこれ↓
Girafe en feu @girafe_en_feu 5月1日
逆に素人や一般人を放射脳と小馬鹿にするのはやめた方がいいのかも、小馬鹿にして取り込める人達もいればそうでない人達もいるし。放射脳って言うのはいじめっ子の発想だよね。 RT @shiro123456: 「放射能量」とか言ってるから放射脳がバカにされているのだということくらいは知った
やっぱり、思った通りの「放射脳」なお方だったので、以下のようにレス。
自分のミスを認められずに相手が悪いと開き直るのはチンピラの発想だよね。
根拠もなく放射性物質を怖がる人を「放射脳」と言うのが「いじめ」とは(笑)。怖がるのが正しいのならその根拠をつけて下さいね。
とか要求することも「いじめ」なんだろうなあ。何も理解せず、理解する努力もせず、相手から間違いを指摘されると「いじめんな」と開き直れる放射脳。朝鮮に帰ればいいのに日本に居座って差別だ差別だと騒ぐ半島人と同じ心性。 #放射脳
そして、その後、 「girafe_en_feu」さんからの返信はなかった。根拠をつけて反論してくれればいいのにねえ。
鋭い読者ならもうお気づきだろう。これは、昨日の記事とつながっているのだ。
いわゆる、「放射脳」な人々―すなわち、放射性物質はゼロベクレルじゃないといやだ!でも、それじゃあさすがに生産者が「かわいそう」だから、ごく微量のベクレルなら「許してやろう」という人々―は、
「今まで人体になかった物質を体に入れることにアレルギー的に嫌悪感がある」
から「放射脳」になっているわけで、そういう人々が、もしも「論理的に首尾一貫した態度」をとるならば、昨日紹介したような、「トクホのコーラ」なんぞに、成分も調べずに飛びつくはずがないのだ。なぜなら、「トクホのコーラ」に含まれている物質も、
「今まで人体になかった物質」
が多いことが予想できるからだ。
(昨日の記事から再掲)
・難消化性デキストリン(食物繊維)、
・カラメル色素、
・香料、
・甘味料
・(アスパルテーム・L・フェニムアラニン化合物、
・アセスルファムK、
・スクラロース)
など
「カラメル色素」や「香料」は、今までの添加物でも何度も見てきたものだが、「難消化性デキストリン」と、甘味料の「中身」については、見たこともない物質名が並んでいる。
これを、「トクホ」という「記号」だけで「問題ないものだ」とスルーできるにもかかわらず、
「微量の放射性物質は人体には無害」
という「政府」の発表については、トコトン疑うことができる。これも、論理的には全く「首尾一貫」していない。
でだ。私はここで、そういう「首尾一貫のしてないひどさ」を批判したいのではない。それは昨日の記事でさんざんやったので(笑)。
もう一段階深く考えて、その「首尾一貫性のなさ」こそが、現代人(特に、思考力のない、他人に流されやすい頭の悪い人々)の特性のひとつなのだなということだ。
昨日の記事で、「別にいいじゃん」と思った人がその典型だ。自分がこの「豊か」な社会で生きている中で、自分だけが首尾一貫していようが、いまいが、そんなことはどうでもいいのだ。それこそ「内心の自由」の範囲だ!などと、「憲法用語(笑)」まで使って自分を弁護した人もいるだろう(おお、憲法記念日らしい記事だww)。
そのように、自分の行動原理が他者とは独立していると思えることこそが、現代日本の「豊かさ」の重要な一側面である。豊かということは「自由」の幅が広がるということであり、自分の心の持ち方が自由だということは、自分がどういう行動原理で動こうと自由だということだ。さらに、その行動原理が「単一」あるいは「一貫」している必要すらないという状態は、「さらに自由」な世の中だということだ。
しかし、コインには必ず両面がある。例えば、そういう「首尾一貫していない現代人」が増えれば、どちらも
・元々人体に存在せず、
・「絶対に安全」とは言えない物質が入っている
という点で同じ条件を満たしていようと、
・「セシウム入り食品」は「絶対ダメ」、
・「トクホ認定コーラ」は「飛びつく」
と、真逆の行動を選択する人々が「数十万」もしくは「数百万」単位で生じることになる。その結果、私が心を痛めたのは
「どうでもいい放射性セシウム新基準にひっかかった漁師や農民」
である。彼らにとっては、「安全」ならば売りたいと思っているだろう。農民であれば最低でも数ヶ月、土作りやほた木造りまで含めれば数年もかけて作った農産物であるし、漁師としても、乱獲を防ぐための「規制」を守った上で、自分の命をかけて船で獲ってきた魚介類である。
で、「自由」をトコトン追求する人々にとっては、そういう想像力もないし、そういうことを他者から指摘されても、
「それがどうしたの?」
で流せるわけだ。だからこの部分が、「コインの裏面」というわけではない。
コインの裏面とは、そこまで自由(というか頭の悪さ)を追求した結果、他人と関係を作ったり、悩みを他者に伝えて支えてもらったり、逆に他者を支えたり、果ては「自分とは何か」というアイデンティティを持ちにくくなっているということだ。これも昨日のニュースだ。
“自殺考えた”20歳代が高い比率(NHK 5月2日 5時15分)
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内閣府の自殺対策に関する意識調査によりますと、今までに、本気で自殺したいと思ったことがあると答えた人は23%で、年齢別では20歳代が最も高く、50歳代以下では4人に1人以上が自殺を考えた経験を持つことが分かりました。
政府は平成19年に「自殺総合対策大綱」を決定し、内閣府は翌年から、対策の参考にするため意識調査を行っています。
2回目のことしは、1月に、全国の20歳以上の3000人を対象に実施し、67%に当たる2017人から回答を得ました。
それによりますと、今までに本気で自殺したいと思ったことがあるか聞いたところ、回答は、「ある」が23%、「ない」が70%で、「ある」と答えた人は、前回の調査に比べて4ポイント増えました。
年齢別にみると▽20歳代が28%▽30歳代が25%▽40歳代が27%▽50歳代が26%▽60歳代が20%▽70歳以上が16%で、20歳代が最も高く、50歳代以下では4人に1人以上が、自殺を考えた経験を持っていることになります。
内閣府は「今回の調査を踏まえると、自殺者数で多くの割合を占めている中高年層だけでなく、若い世代に焦点を当てた対策も必要だ。悩みがあれば相談してもらいたいし、周りの人にも自殺のサインに気付いてほしい」と話しています。(ここまで)
昨日のnews23に出ていた、NPO法人「ライフリンク」の代表の清水康之氏の画像も貼っておく。
こういう事実は、例えば今、NHKが必死にプッシュしている社会学者の古市憲寿(ふるいち のりとし)の、『絶望の国の幸福な若者たち』とも全く矛盾しない。 なぜなら、「究極の自由」とは、「首尾一貫していないくていいこと」だからである。
・「幸せですか?」と聞かれたら、その時の気分で「幸せ/不幸せ」を答える。
・「自殺を考えたことありますか?」と聞かれたら、その時の気分で「ある/ない」と答える。
こういう人間像を想定すれば、「幸せだが、自殺を本気で考えたこともある」という人間はいくらでも生産(笑)可能なのだ。それこそが「究極の自由」なのだ。
しかし、こういう「自由」を謳歌する人間は、悲しいかな、「他人からの信頼」を得ることがかなり厳しい。そりゃそうだ。他人から見て首尾一貫していない人間を、誰が信用するか?ということだ。
しかしこれも、「メル友」やら「ツイッターでの友達」が無意味にたくさんいることで、
「その場の淋しさ」
はいくらでも紛らすことができる。果てはスマホの浸透により、「孤独を感じる時間を持たない自由」まで持つに至るわけだ。
そうやって、自分が他人から信用されない状態を無限に先延ばしして、いきなり「他者からの評価」に初めて打ちのめされるのが「就職活動」なわけである。
4年制大学の新卒の内定率の低さが、ここまでの「限りない自由さ」の当然の帰結だと考えるのは、私だけではないだろう。内定率の結果は、決して、4年制大学が増え、「底辺層」の大学生が増えたからではない。なぜなら、今では、東大生でも早慶の学生でも、どこからも内定が取れないという学生が「普通」だからだ。
字数が足りないので、一部だけ引用しておこう。
秋なのに「就職が決まらない」大学生だらけ(現代ビジネス 2010年09月07日)
サブタイトル:東大、早慶も大苦戦、「日東駒専」「大東亜帝国」は悲惨
>ある有名企業の採用担当者は学生の能力低下に不満をもらす。
>「仲間内だとコミュニケーションがとれているのに、親戚以外のオトナに対してはひどく臆病だったり、自分をアピールすることができないという学生が多い。また、一般常識がひどく欠けているのに、根拠のない自信を持っている。そんな学生が増えている以上、企業側が早くから優秀な学生確保に走るのも、やむをえない部分があるんです」
3.11より前の、「平和だったはずの日本」でもこの有り様である。今ははたしてどうかな?
最後は、
「はいはい『自己責任論』ね。聞き飽きたよ!」
と、「自己責任」をも放棄する「自由」まで用意されている。全く羨ましい世の中だよ(笑)。
「昔じゃなくて今が問題なのよ!」
などと鼻息を荒げるように(笑)。
あ、話は変わりますが、山本太郎って、あんだけ放射線が嫌いなんだから、北朝鮮の核実験も体を張って止めに行かないんですかね?風向き次第では東日本がかなり危険なことになるのですが。
まあ、山本太郎のことですから、
「北朝鮮の核実験はきれいな核実験ですよ。1ベクレルも出ません(ケロッ」
などと言うのでしょう。そうでもない限り、彼が北朝鮮の核実験を阻止に行かない理由が説明できませんからね(笑)。
というわけで、頭が悪い人ばっかりで毎日笑うことばかりです。本当はもう少し建設的なことで笑いたいのですがねえ。