続いては「二宮翁夜話」が展示されていた。これは二宮尊徳の高
弟、福住正兄が尊徳の教えをまとめた書物で、明治17年から20年に
かけて刊行されたもの。
この中で、尊徳は人との交際を将棋や囲碁に喩えている。つまり、
将棋の弱い人と指す時は駒を落として棋力を釣り合わせるのと同じ
で、交際においても経済力や学力が劣っていたら、相手にあわせる
ことが大切であるという。
また、相手が諸々上回っていたら、碁のように幾目も置碁して、
相手に対して敬意を以て接することが必要だとも説いている。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)
弟、福住正兄が尊徳の教えをまとめた書物で、明治17年から20年に
かけて刊行されたもの。
この中で、尊徳は人との交際を将棋や囲碁に喩えている。つまり、
将棋の弱い人と指す時は駒を落として棋力を釣り合わせるのと同じ
で、交際においても経済力や学力が劣っていたら、相手にあわせる
ことが大切であるという。
また、相手が諸々上回っていたら、碁のように幾目も置碁して、
相手に対して敬意を以て接することが必要だとも説いている。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)