塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 江戸の罪と罰 鑑定徳川律法

2015-02-02 05:44:35 | ミュージアム巡り_2015
 「鑑定徳川律法」(明治13年・1880、全2冊、田島象二著)は、江
戸時代の刑法や牢獄、行刑制度を振り返った著述で、「刑罪大秘録」
や「御仕置例類集」「式目百箇条」他を引用し、獄具、判例、各種
刑罰等を図入りで解説されたもの。

 江戸時代の牢内では、囚人の中から選ばれた牢名主とその牢名主
が選任した十数名の牢内役人が多数の囚人を監視統制する“囚人自
治制“が公認されていた。

 展示資料には新入りの囚人に対して牢内の法を言い渡している場
面が描かれている。裸にされているのが新入りで、正面の畳6枚重
ねた上に胡座をかくのが牢名主で、3枚重ねが牢内役人。

 新入りには入牢に至った経緯を白状させられ、あわせて用便の仕
方やその他、牢内の掟を告げられる。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

最新の画像もっと見る