昭和12年から終戦までの時期は、おもちゃも戦時色の強い製品
が増えてくる。それにより物価統制が敷かれ、1938年には銅や真
鍮、鉄鋼を使った国内向け玩具の製造禁止令が出される。
その2年後には、金属類や金、銀等を衣服、その他の民生品に使
用することが禁止され、統制品は軍需品に向けられる。
そのため、おもちゃメーカーの打ち出した方法がブリキ材をスト
ックして、代用品の圧縮ボール紙や木、竹等の素材を使用し、動力
もゼンマイからゴムの動力に転換する。
さらに戦局が悪化してくると、小国民の戦意昂楊を目的に双六や
家族合わせ印刷おもちゃが登場する。

写真は、お面や軍人遊びが出来る用具、装甲車。

次の写真は、戦費不足で国民に貯蓄と献金を奨励した「報国貯金
箱」や、白い割烹着姿で出征する軍人の世話や見送りをする「大日
本国防婦人会」人形(陶製)。

いろはかるた、97式飛行機とガスマスクの貯金箱、陶器の飛行機。
(杉並区郷土博物館別館・杉並区天沼3-23-1)
が増えてくる。それにより物価統制が敷かれ、1938年には銅や真
鍮、鉄鋼を使った国内向け玩具の製造禁止令が出される。
その2年後には、金属類や金、銀等を衣服、その他の民生品に使
用することが禁止され、統制品は軍需品に向けられる。
そのため、おもちゃメーカーの打ち出した方法がブリキ材をスト
ックして、代用品の圧縮ボール紙や木、竹等の素材を使用し、動力
もゼンマイからゴムの動力に転換する。
さらに戦局が悪化してくると、小国民の戦意昂楊を目的に双六や
家族合わせ印刷おもちゃが登場する。

写真は、お面や軍人遊びが出来る用具、装甲車。

次の写真は、戦費不足で国民に貯蓄と献金を奨励した「報国貯金
箱」や、白い割烹着姿で出征する軍人の世話や見送りをする「大日
本国防婦人会」人形(陶製)。

いろはかるた、97式飛行機とガスマスクの貯金箱、陶器の飛行機。
(杉並区郷土博物館別館・杉並区天沼3-23-1)