君子は言(げん)に訥(とつ)にして、行ないに敏(びん)ならんことを欲す
――君子欲訥於言敏於行
『論語』
訳せば、「君子は弁舌がさわやかであるよりも、実践において勇敢でありたい」となる。くだけた言い方をすれば、「口先よりも実行を」ということだ。そのへんの政治家にでも聞かしてやりたいようなことばではないか。
もっとも、中国人はむかしから自己主張が強く、弁舌がさわやかだったらしい。とくに、不利益をこうむっていると見るや、猛然とまくし立てる。孔子は、そういう人たちを相手に語っているのだということを念頭に置く必要があるかもしれない。
その点、われわれ日本人は伝統的に自己主張を苦手とする。事を荒立てるよりも、泣き寝入りする傾向が強かった。だから、われわれはむしろもっと弁を磨いたほうがよいのかもしれない。
しかし、そのことを考慮に入れても、能弁や口達者は、度が過ぎると、かえってマイナスに作用する。主張すべきときには大いにまくし立てなければならないが、普段は寡黙に徹したほうがよいだろう。
以上、「中国古典一日一言」(守屋洋)より
今日は新国立競技場に行ってリーグワン決勝戦を観戦します。
いつかこのステージにブラックラムズが立てますように。
今日も一日がんばりましょう。