今日は、岩手県宮古市の出身で、一緒にラグビースクールのコーチをやっていた先輩から送られてきたメールを紹介します。先輩は、ご家族共に九死に一生を得て助かりました。
(以下、メール原文そのまま)
××です。
心からの応援メッセージをいただき、ありがとうございます。
私自身、数分の差で九死に一生を得た。家の立地がよかった。といってもいいぐらい運がよかったと思っています。
いま私はお世話になった人が避難所(愛宕小学校)で自分ができるうるサポートをしています。
Uチューブ等で流されている堤防を船が越えてきた映像をとった場所で、家屋はほとんど全壊地帯です。
ネットが復活したくさんの応援メールをいただきました。
その中にとても印象的なメールがあって
宮古で仕事失い呆然としていた私にやるべきヒントをもたらしてくれるものでした。
それを自分のブログに書いたところ
http://occonac5345.at.webry.info/201103/article_12.html
思いのほかのアクセスがあり支援の問い合わせがあり、また実際のものも送られてきています。
正直、いま避難所には水や食べ物、毛布などはけっこう集まっています。
およそ3週間が経ちましたが、避難所の皆さんは、みんな同じものをたべ、飲み、そして話すことで一体感をはかっています。
「自分だけ」というのは避ける。だからあんまり本音ではいわない。本当にほしいものは口には出しにくいんです。
避難所の友人に「いまほんとうに必要なのはなに?」聞いたら
・くつ。みんな着の身着のまま。これまでは長靴でした。
女性ものの23~24センチぐらいのバレーシューズやウォーキングシューズのような手軽な靴
男性ものの24~26センチぐらいのウォーキングシューズのような手軽な靴
・ウェットティッシュ 水なしシャンプー、女性用サラサラシート、スキンケアなど避難物資にないものです。
・そして、タバコ、お酒、レンジなどは非難物資としては、ぜいたく品?かもしれませんが、
長期化した避難所ではいっときのほっとする時間やあたたかいものを提供するものとして。
*市内にはないわけではありませんが避難所の人たちは足がほとんどありません。
車があってもガソリンがまだ10Lまたは2000円制限。(避難物資が滞っているのもガソリンがまだ緊急車両優先になっているからです。)
私は、いま必要なものは、特にありません。
運をいただいた分、なんらかにカタチで被災者へのお手伝いしたい。
でもひとりの力ではできることは限りがあります。
いろいろと聞いたり 、探したり協力できる人たちをご紹介ください。
そして力をお貸しいただければ幸いです。