令和の平蔵、今日のひとこと

組織のマネジメントに、ビジネスに、人間関係の改善に、お役に立つことを書き綴っていきます(2021年4月1日)

「道は開ける」より(10)

2011年08月07日 20時22分03秒 | 読書

第七部 疲労と悩みを予防してエネルギーと精神を元気に保つ六つの方法

法則一 疲れてしまわないうちに休息せよ。

法則二 仕事中もくつろぐことを学べ。

法則三 もしあなたが主婦なら、家庭でもくつろぐことにより健康と容貌を守れ。

法則四 次の四つの良き作業習慣を適用せよ。

       a 当面の問題に関係ある書類以外のものは全部机の上から片づける。

       b 重要度に従って物事を処理していく。

       c 問題に直面した時、決断に必要な事実があるなら、すぐにその場で解決せよ。

       d 組織化、代理化、指揮化することを学べ。

法則五 悩みと疲労を防ぐために仕事に情熱を持て。

法則六 睡眠不足のため死んだ人のないことを記憶せよ。

      不眠症についての悩みが害を与えるのであって、不眠症そのものが害を与えるのでなないのだ。

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メリハリをつけること、OnとOffを切り分けること。

大事ですね。

また、優先順位をつけて、スピーディーに処理すること。

これも大事ですね。

要するに溜めることがストレスにつながる。

議事録も、会議が終わった瞬間にできているのが最も望ましい。

何故か。

これはまた、いつかまた語りましょう。

 


「道は開ける」より(9)

2011年08月06日 19時09分15秒 | 読書

第六部 批評による悩みを免れる法

法則一 不当な批評は、しばしば擬装せる賛辞である。

      それはしばしば、君が他人に嫉妬、羨望を起こさせたことを意味している。

法則二 最善をつくせ。そして古傘をかざして、批評の雨が首筋に流れ落ちないようにせよ。

法則三 我々の演じた愚行を記録しておいて、自分自身を批評してみよ。

      偏見のない、ためになる建設的な批評を進んで求めよう。

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第五部は省略しました。

仕事が完全に終わるまでには、いくつか区切りとなるものがあるはず。

その区切りごとに

ひとりでこなしているものについては自己批評を、

チームなり組織なりで仕事をしている場合には周りからの批評を、

受けつ受けられつつするのは大事だと思う。

但し、心は穏やかに、虚心坦懐に。


「道は開ける」より(8)

2011年08月05日 23時46分59秒 | 読書

第四部 平和と幸福をもたらす精神的態度を養う七つの方法

第一則 我々の心を平和、勇気、健康、希望で満たそう。

      『我々の人生は我々の思考が作るもの』だから。

第二則 敵に対して仕返ししようとしてはならない。

      もしそうすれば、敵を傷つけるよりはるかに多く自分を傷つけることになるから。

第三則 A 忘恩に悩むな。忘恩を予期せよ。

      B 幸福を見つける唯一の方法は、感謝を期待しないで、与える喜びのために与えることにある。

      C 感謝の念は「教養による」特性だということを忘れるな。

第四則 利福を数え、苦悩を数えるな。

第五則 他人をまねるな。自己を発見して自分自身であれ。

      なぜなら『嫉妬は無知、模倣は自殺』であるから。

第六則 運命がレモンをくれたら、それでレモン水をつくるよう努力せよ。

第七則 他人のためにささやかな幸福を生み出すよう努力して自分自身の不幸を忘れよ。

      『汝が他人に対して善良である時は、汝は自分自身に対して最善である』

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誤解のないようお願いしたいが、黒羊はこのブログを自省の念をこめながら書いている。

そして書きながら、自分に言い聞かせている。

全てを得心できているわけではないが、何せあのカーネギーが残したものである。

ちなみにこの「道は開ける」は、昭和34年12月が初版、創元社から出ている。

もうどの位、読まれているのだろう。

 


「道は開ける」より(7)

2011年08月04日 11時31分03秒 | 読書

今日だけは

 

1.今日だけは、幸福でいよう。

リンカーンは「大抵の人々は、自分で決心した程度だけの幸福になれる」と言ったが、まったく至言である。

幸福は内部から来る。それは外部の事柄ではない。                      

 

2.今日だけは、自分自身を物事に適合させるようにしよう。

物事を自分の望むようにしようとはすまい。

家族、仕事、運を、あるがままに受け入れ、自分をそれに適合させよう。                   

 

3.今日だけは、身体に気をつけよう。

運動をし、大切にし、栄養を取ろう。酷使したり、無視したりはしないようにしよう。

そうすれば、私の命令に従う完全な機械になるはずだ。                    

 

4.今日だけは、自分の心を強くするようにしよう。

何か有益な事を学ぼう。精神的なのらくら者にはなるまい。

何か努力、思考、集中力を必要とするような物を読もう。     

 

5.今日だけは、3つの方法で魂を運動させよう。

人に気づかれないようにして、何かいい事をしてやろう。

ウィリアム・ジェームズが示唆しているように、修養のために少なくとも2つは自分のしたくないことをしよう。          

 

6.今日だけは、愛想よくしよう。

できるだけ元気そうなふうをし、できるだけ似合う服装をし、静かに話し、礼儀正しく振舞い、惜しげなく人をほめよう。

そして他人を批判せず、何事によらずアラ探しをせず、他人をたしなめたり、戒めたりしないようにしよう。       

 

7.今日だけは、今日一日だけを生き抜くことにしよう。

人生のあらゆる問題に一度に取り組もうとはしないでおこう。

一生続いては、とてもやりきれないほどの問題でも、12時間に片づけてしまおう。                

 

8.今日だけは、1日のプログラムを持とう。

毎時間なすべきことを書いておくことにしよう。

そのとおりにはできないかもしれないが、やってみよう。せっかちとぐずを除去できるかもしれないから。

 

9.今日だけは、30分間は1人で静かに休息する時間を持とう。

その間に、時には、神のことを考えよう。

自分の人生に対する正しい認識が得られようから。                           

 

10.今日だけは、恐れないようにしよう。

特に幸福になること、美しいものを楽しむこと、愛すること、私の愛しているものが

私を愛していると信じて恐れないようにしよう。

 

シビル・F・パートリック


「道は開ける」より(6)

2011年08月03日 14時31分59秒 | 読書

第三部 悩みの習慣にやっつけられない前にそれをやっつける法

第一則 忙しくすることで心の中から悩みを押し出せ。活発な活動こそ『クヨクヨ病』に対する最良の治療法である。

第二則 つまらぬことに大騒ぎするな。人生の些時で自分の幸福を台無しにさせるな。

第三則 悩みを追い出すために平均率の法則を用いよ。『この事が起こる可能性は何割なのか?』と自問せよ。

第四則 不可避に協力せよ。もし事態がどうにもならない変更改善できないみのだとわかったら、

      『そうなっているのだ、もうどうにもならない』と自分に言い聞かせよ。

第五則 悩みに「ストップ・ロス」注文をつけよ。事物に相当する悩みの限度を決め、それ以上悩むことは拒否せよ。

第六則 過去をして過去を葬らしめよ。

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確かに忙しさはいろいろとネガティブなことを考える時間を奪ってくれる。

だから、常に動いてみることだ。

昔、好きだった言葉『考える前に飛べ』なんて、良く使っていたな。

但し、忙しすぎるのも問題。

「忙」を分解すると「心」を「亡くす」ことですから。

 

悩みの範囲、自分の対応キャパシティもザックリ把握してみよう。

それ以上のことは不可避として、「どーしようもない」とケジメをつけて、さっさと次に移ろう。