変わらず危機的状況が続いている「福島第一原発」だが、
2号機の燃料棒露出の問題あたりからの東京電力の説明はお粗末としか言いようが無い!
昨夜(3/15 0:00頃)の会見なんて、ペーパーをめくるばかりで、正確な放射能数値も二転三転し、まさに「しどろもどろ」の会見だった。
政府や東京電力の姿勢を見ていると、釈然としない。
君らの判断や決断に「多くの人命」がかかっているという事を本当に理解しているのか!
最初2Km圏外へ避難指示が出た時から、私は、
最初から100Km圏外へ避難してもらっておくべきだ!
(100Kmというのが何か科学的根拠がある訳ではないが・・・)
と、社内でも公言しTVを見ながら怒っている。
案の定、10Kmへ、20Kmへと避難範囲は広がっているではないか!
(現時点で20Km~30Kmは屋内退避も追加)
元々、この地区だって被災している訳で、
一口に「避難」と言っても、
健康な方でも被災でケガをされている上、
病気や寝たきり介護の方の移送の問題、
受け入れ先確保の問題、
避難人数の把握の問題等、
多くのクリアしなければならない問題はあるものの、
仮に2Km圏内で被災し、難を逃れた方々は、
10Km圏外へ、更に20Km圏外へと、2度も避難作業を繰り返さなければならない。
その行為自体がどれだけ大変な事か絶対に理解していないに違いない。
「不安」を煽るとか、体裁などを気にして、
ちょこちょこちょこちょこ避難範囲を広げるよりは、
「安全を最優先させる」という信念の下に考えるならば、
最初から「万が一の場合の安全圏」に避難して頂くのが最善ではないか!
「原子力発電の今後」とか、
(間違いなく新設はもう無理だろう)
「各国からの注目度」とか、
(事なきを得れば「さすが技術の日本」と賞賛されたいんだろうが)
「すぐ目の前の電力供給の問題」とか、
(原子力を縮小しなければならなくなった場合の代替発電は?)
いろいろ考えれば、最初から大きく避難を訴えるのも考え物であろう・・・。
しかし、
最優先は何なのか!
それさえブレなければ、おのずと答えは出る筈だ!
私はこいつらの姿勢を見てると、
本当に腹立たしい!
政府よ! 東京電力よ!
今、「原発」が被災地に存在している事は仕方が無い。
非常用の冷却装置が壊れてしまった事も事実だ。
安全性とか緊急事態体勢の不備とか、
後から叩かれるのは間違いないが、
そんな事は、今、考える事ではない!
今の第一優先は、
地域住民を守る事だ!
(こんな事を言うと非難されそうだが)
放射能レベルが高くなったからと、自社の社員を避難させるのもいいが、
その前に、多くの地域住民の命がかかっている事を忘れるな!
自社社員を何名か犠牲にしてでも、
地域住民を守る事が、
原発保有の電力会社と政府の役割である事を認識して欲しい。
政府よ!東京電力よ!
余計な事を考えず、
第一優先を毅然としっかりやれ!
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