「給料」

「給料は沸いて出るんじゃないのよ」

 

 

自分のしている仕事は、

どこから・どうやって・どれだけの「金銭」を頂けるのか理解してますか？

私が、現状をよく分かってない人に言う言葉です。

小売業なら、金銭授受を目の当たりにする性質上明確です。

金銭は、お客様から頂きます。

そして原価を引いたのが粗利です。

それは現場のスタッフ全員が当然ながら分かっています。

しかし、それが明確でない職種だと、

「自分は時間通り来て帰るまで、これをやればいい」とか、

「自分は、ここからここまでやればいい」とか思っている人が多いです。
（私の今の職場です　笑）

例えば、配送の仕事だと、

「自分は決まったルートを間違いなく配送すればいい」という事になります。

それはそれでＯＫで、当然と言えば当然なんですが。

なにかのトラブルや急に必要になった商品を届けるとか、

いつもと違う事が業務に入った時、

「そんなの自分の仕事じゃない」と、不満をすぐ言う人と、

「おっ、それは行かないと大変だ」と、配送先や出荷主の立場で考えれる人が居ます。

「やる気」があるのとないのとで括れば簡単に終わってしまいますが、

じゃあ、その「やる気」は、どこからくるのか。

 

ただ、自分の仕事を、担当や時間的にやれば自分の給料になるという考えで居るか、

どこから「配送委託費」を頂いて、それをする為にどれだけの営業費と減価償却が必要か、
そして、残ったお金で自分の給料と会社の経費が出るのか、

そういう事を、なんとなくでも「頭の隅にでもある」のかどうかで、そのやる気という差に現れるんだと思うんですね。

 

今でこそバブル崩壊後、あらゆる企業の倒産再編がされて、
少しは意識も変わったとは思いますけど、

若いと特に「会社」は当然そこに、普通にいつまでも存在するものと思っている節があります。

 

「俺の仕事じゃないから」とか、

すぐ「しんどい」とか「あ～、残業になった」とか言う奴、

自分の給料は、どこから、どうやって出てるのか、

少しは考えなさい。

30歳過ぎてもそんな事も考えれない人達が居ると悲しくなります。

ウチは田舎の中小企業なので、こんなレベルの社員を毎日相手にしています。

それでも一応仕事を通して、社会貢献や本人達の意識向上に、

私が出来る事は？と、日々、自問自答です。 

 

 

「給料は沸いて出るんじゃないのよ」