ボリビア異文化見聞記

青年海外協力隊員としてボリビアの小学校へ!

去ることと、おいて行かれること

2013年06月27日 | スクレ・大家さんち
大家さんちのクラウディアが、
「しのえが行っちゃう日まで、日にちがもうちょっとね」と言いました。
7月に旅行へ行くので、ママが
「そうね、あと1週間ね」と言いました。
すると、クラウディアは、「それもそうだけど、日本へ行っちゃう日のことよ」と。
・・・まだ、9ヶ月あるんだけど、ね。

去ることは容易いと思います。
次に真新しい生活が待っていて、出会いもあるだろうし、
とにかく忙しくなって、寂しさどころではないだろうから。
でも、毎日一緒だった人がその日を境にいなくなる、おいて行かれるってしんどいだろうな。

大学卒業後(教員採用試験に落ちたので・・そんな理由かい!!)、大学に残ることにしたとき、
仲のいい友達みんなが、社会人になっていくのを、取り残された気持ちで見送ったっけ。
それに、ボリビアへ来るときも、同期の仲間はどんどん出国していくのに、
わたしは、ボリビアの治安悪化の影響で、2週間ほど実家に取り残されていたし。
あのときも、焦りと不安があったなぁ。
行き先、一緒じゃないから関係ないと言えば関係ないのに。

多分、去る側のわたしは、わりと平気なんだろうな。
こんな複雑な心の動きをスペイン語で彼女たちに説明することは出来ず、
「みんなは寂しくても、わたしはヘーキ」などと伝わっちゃうのは嫌なので、
いつもその話題になると、曖昧に笑っているしかないわたしです。

ああ、日本へおいてきた(?)わたしのかわいい教え子たちよ。
中学1年生で、まだまだ小学生みたいな純朴さが抜けない子たちだったけど、
成長期にしばらく会わないって、すごいことだからなぁ。
顔つきなんか、全然違うんだろうな。大人になってさ。
こっちは寒くて、うまく想像できないんだけど、最後の中体連だねぇ。
泣いても笑っても、最後です。
納得のいくように、力が発揮できますように。

わたしだって、今年が最後のボリビア生活です。
バレンティンアベシアの先生と子ども達、また、おいていくんだもん。
納得のいくように力を発揮しなければ・・。
(昨日は怒ってたけど)