ボリビア異文化見聞記

青年海外協力隊員としてボリビアの小学校へ!

活動の記録

2013年03月25日 | スクレ・活動関連
ロクサーナのクラスが一番、順調。なんと言っても、ちゃんと先生と話が出来る。
授業の前半は繰り上がりの足し算。
後半は、偶数と奇数について。

前半。
先週、10のまとまりを作って計算する日本のやり方を子どもに伝授。
練習問題は時間を計って、出来た子にはシールを作戦で順調に進みました。
でも、全く理解できていない子が4~5人。

今日は、分かっている子は二桁の筆算へ進ませ(ロクサーナがチェック)、
分かっていない子は、先週の復習をわたしと。
クラスを2つに分けて進めるのは、わたしはボリビアでやるの、初めて。
一人だけ、どうやっても吸収しない子が。
わたし、片言のスペイン語で怒る。
「分かりたい訳じゃなくて、終わりたいだけでしょ?」
「分かったの?本当に?わたしは、信じないわよ!まだ、分かってない!」

・・・彼女、帰る前にさようならのチューをしに来ました。
今までは、そんなことなかったのに。
怒ったのに?
何かが伝わったのでしょうか?
機嫌とっておこうと思ったのかしら?
・・まあ、テレパシーがないので真相は分かりません。

後半。
ロクサーナが偶数と奇数について説明。
1の位の数が、2,4,6,8,0なら偶数。
1,3,5,7,9なら奇数、という説明。
それだけ。

こっちでは、偶数をペアに出来る数、という言い方をします。
それで、8ぐらいまでは、ホワイトボード用のマジックなどを示して、
ペアになるかどうか、示します。
でも、大きい数では確認できません。

日本では、2で割り切れる数、2で割ると1余る数って教えるよ、と説明すると、
「素敵!!」と飛びつくけれど、
10÷2をいつでも、二人の子どもが5個ずつ風船を持っている絵を描いて説明するお国柄(笑)。
10÷2には、もう一つの意味があって、
二人組は何組出来る?っていう問題にもなるんだよ、と説明してもピンと来ていない様子。

案の定、彼女は子どもに、
8÷4をやらせ、一人につき風船が二つずつ、ペアになっている絵を描かせていました。
4で割っちゃ、だ~め~~。

間違っていることは、伝わったみたいでしたが、
更に作戦会議が必要です。
でも、このクラスが一番、順調なんです!!!本当です!!!