今年９月で１００歳になるとは思えないほどお元気な笹本恒子さん。取材・執筆活動用として毎日メモを書かれており、健康の秘けつは毎晩１杯の赤ワインを飲まれることだといいます。
現役の女性報道写真家として活躍されており、今回の企画展でも今年２月に撮影された近作を展示しています。
女性の社会的地位が定まっていなかった戦前から、数々の貴重な写真を撮影され、戦後は明治生まれの女性の肖像写真を数多く撮影されました。同じ女性として苦労しながら活躍した女性の姿を後世に残したい――そんな笹本さんの思いが伝わってきます。
また、終戦直後の民衆の姿、街の様子を撮影した写真は、激動の時代を感じさせます。米軍に占領された「銀座４丁目ＰＸ・現在の和光」は、現在のきらびやかな銀座界隈とは趣を異にしています。
４月１２日（土）には、笹本さんがお知り合いの方と一緒に来館されました。そのとき笹本さんがご自身のあいさつパネルに書かれた直筆サインもお見逃しなく！(左下写真＝自ら展示解説をする笹本さん。右下＝パネルにサインをする笹本さん)
