日本新聞博物館

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「伝えた神奈川の100年――読売新聞横浜支局展」が開幕

2014-07-26 14:19:56 | イベント

 今年8月1日に読売新聞東京本社横浜支局が1914(大正3)年の開設から100周年を迎えるのに合わせて開催する企画展「伝えた神奈川の100年――読売新聞横浜支局展」が7月26日(土)、開幕しました。読売新聞東京本社と日本新聞博物館が主催し、10月19日(日)までの会期で開催しています。 
Photo_2 開幕前日の7月25日(金)夕には、近隣の博物館や横浜市、地元企業などの皆さまをお招きして内覧会を開きました(写真右上)。読売新聞東京本社の栗田倫孝横浜支局長と当館館長の仙石伸也が主催者を代表して挨拶した後、展示資料の選定と制作に携わった読売新聞東京本社の小田中崇仁川崎支局長が展示内容を解説しました。ご多忙かつ猛暑の中、お集まりいただいた皆さまに心からお礼申しあげます。
 展示は、プロローグの「世界の動き 読売新聞横浜支局の100年」「神奈川県の戦後の主な政治史」「読売新聞横浜支局所在地の変遷」に続いて、五つのコーナーで構成されています。
 最初のコーナー「伝えた神奈川の100年」は、今回の企画展のメーンコーナーです。横浜支局開設直前の第一次世界大戦勃発を受け、横浜市にある各国領事館の風雲急を告げる動きをルポした記事をはじめ、横浜支局開設を伝える社告が掲載された読売新聞の原紙、1923年の関東大震災で廃虚と化した横浜・山下町、戦後のマッカーサー司令部進駐、1964年の東京五輪開催など、神奈川の主な出来事を紹介しています。横浜ベイブリッジ開通、横浜ランドマークタワー完成、みなとみらい線開通、横浜開港150周年「開国博」開催といった平成に入ってからのニュースは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。
 次のコーナーは「躍進するスポーツ」と題し、野球とサッカーに関する地元の強豪校や出身選手の活躍などを紹介しています。高校野球における戦後神奈川の甲子園歴代出場校を一覧表にしたほか、法政二高や東海大相模の甲子園初優勝、高校球児としての松坂大輔(横浜)、松井裕樹(桐光学園)らの力投、横浜ベイスターズやヴェルディ川崎などの優勝の記事も展示しています。
 続いてのコーナーは「進化する箱根駅伝」。第55回大会での瀬古利彦(早大)の快走、第89回大会での日体大の30年ぶり優勝など、今年1月に第90回を迎えた箱根駅伝の主な激闘を写真とDVDで振り返っていただきます。箱根駅伝はコースのほとんどが神奈川県内を通過しており、地元の方には親しみがあるのではないでしょうか。
 四つ目のコーナー「事件、事故で振り返る100年」は、人権等に配慮し、読売新聞に掲載した見出しでパネルを制作しました。そして、最後のコーナーでは読売新聞神奈川版の題字の変遷をまとめています。
Photo_3 今回の企画展は、夏休みの自由研究にも役立つ内容となっています。この機会にぜひ、読売新聞が報じてきた記事や写真などを通じて、大正・明治・平成にまたがる「神奈川の激動の100年」を振り返っていただければと考えております。また、新聞社の地方支局の仕事についても、展示を通じてご理解いただければ幸いです。多くの皆さまのご来館を心からお待ちしております(写真右下は企画展示室の様子)。

 


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