カセージンのひとりごと

『奥多摩大好き』改題(2017年にタイトルを変更)

日原峠、浅間峠、栗坂峠

2009年02月02日 | 奥多摩
「人里休暇村」0945→770m標高圏1015→「水場」→「日原峠」1045→「浅間峠」1105,1115→「栗坂峠」1125→「神庭入林道終点」1150→「小伏集落」→県道572合流点1205


 『静かなる山踏み』という言葉が昭和初期に流行っていたらしいというのを尾崎喜八の『一日秋川にてわが見たるもの』という一文で知った
 昨今目にする『静かなる〇〇歩き』などという味気ない題名よりはましかと思うのだが、尾崎氏はこれもすでに陳腐に感じていたようだ

 カメラを忘れた、この項の写真は全て携帯電話付属のカメラ機能で撮影したもの、画質はどうにもならない

 五日市駅前から「数馬」行きバスに乗る、「上川乗」を過ぎて「山小屋」なる飲食店?の先に「人里休暇村」という施設?が有るのだがバス停は無い、ここでバスを留めてもらう
 行楽シーズンの休日には留めてくれないので要注意



 少し先に進むと左手に秋川の流れ見えて、小橋が確認できる
 これを渡る(登山地図や国土地理院の地図で橋はこの位置ではない)



 あとは山道に従って登るだけ、標識類は何も無い
 初めは植林ばかりだがそのうち雑木の林も出てくる



 雪はすっかり消滅している、はるか彼方の雲取山だけが白く輝いていた


 626m峰を過ぎてしばらくすると再び植林、道は尾根の右手を巻いて登る
 770m圏の鞍部で尾根に合流、左手の小ピークが気になり寄ってみる
 ブナやモミ、ナラの大木が有り、山の神であろう石祠が鎮座している
 


 しばらく気持ちの良い雑木林を進む
 820m圏のピークからまた植林帯に入る



 平坦な道を進んで坂道に掛かるところで道は左に巻いていく
 ほとんど水平のままどこまでも進んで、やがて笛吹方面からの道と合流する
 参照:峠の向こうへ



 少し進んで水場、良く出ている



 やや傾斜が付いて登りきれば「日原峠」
 今日は団体さんでにぎやかだ



 東へ向かう、冬枯れの落葉樹林が明るい



 気持ちの良いトレイルを少し走ってみる(今日はトレランシューズを履いている)
 南側には樹間から「富士山」が見えているのだがはっきりとは写らなかった



 大きな杉の木とあずま屋を見て「浅間峠」
 しばし休憩、保温水筒の湯でインスタントコーヒーをいれ、アンパンをかじる



 さらに東へ進んで「栗坂峠」
 導標に付けてある地名標がうれしい、ここから南へ下る
 


 道は東へ巻いていく、少々危なげなところもある



 尾根に着けば道は広く良く使い込まれているのが分かる



 鞍部に着いて、足は尾根通しに行きたがるが今日は道なりに左手に降るんだ



 九十九折の道が一段落すると沢沿いを進むようになる



 林道終点に出る
 


 下って民家がある、正面に「富士山」の頭を見る
 こんな家に住んだら朝が待ちどおしだろうな♪



 下り切って広い県道に出る
 どちらに行ってもバス便は期待できない、「上野原駅」まで歩こう



  この項、”能岳”に続く

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