カセージンのひとりごと

『奥多摩大好き』改題(2017年にタイトルを変更)

大岳山

2016年07月17日 | 奥多摩
「御岳山奥の院」→「鍋割山」1030→「大岳山」1120→(馬頭刈尾根)→「つづら岩」1220→「綾滝」1250→「天狗ノ滝1310」→「千足バス停」1330→「本宿役場前バス停」1350

 霧が深く薄暗い、足元も濡れていて滑りやすい
 こんな日は『とっとと下山しよう』と「鍋割山」を通過した後・・・



 「芥場峠」から「大岳山」に向かう登山道に降りた

 なんとなんと!登山者がいっぱい
 こんな日でもみな楽しそうに歩いている
 ついつられて「大岳山」に向かってしまった
 散歩用のスニーカーがどろんこになるのは嫌だったが諦めて・・・

 「大嶽神社」も深い霧の中(トップの写真)

 「大岳山」の頂上は大盛況
 霧は無い、雲の上に出たということか
 写真がもやっているのはレンズが濡れているせいだ



 そろそろ昼時でみんなせっせとクッキングや弁当を広げるのに余念がない
 ぼくは弁当を持ってきていない、御岳山の商店街でそばを食うつもりで来たのだから
 キャラメルを二つ三つ頬張って、
 ウエストポーチに忍ばせてきた小ぶりのペットボトルの水を一口含んだら南に下り・・・



 「馬頭刈尾根」に乗る
 再び濃い霧の中



 この霧の中から白装束がぬっと現れた時は結構不気味だった
 さっきから時々法螺貝の音が聞こえていたので驚きはしなかったのだが
 山伏姿というのだろう、本物か?
 どう挨拶したものか?と戸惑っていたら、あちらから『こんにちは』と声をかけてきた



 登山者も結構多い
 霧の中道を誤ったかもしれないと不安に思ったらしく『大岳山に行くにはこちらで良いのですか』と訊く人がいた

 「富士見台」に着く、霧はやや薄れたが遠景は望めない



 「つづら岩」でクライマーたちの声を聞きつつ右下に進路を取る
 下れば「綾滝」だ、残りの水を飲み干してから下り始める



 相変わらず道は滑りやすく傾斜はとてつもなく急峻で気を抜けない
 沢音が聞こえていたのがどうやら「綾滝」に近づいたと思ったところでふっと足下の道が消えた
 両足同時に滑って道から飛び出したらしい
 すぐに受け身体制に入り斜面に着地したもののつづら折りの道の一段下までズルズルと滑り落ちた
 大した怪我をしていないことはすぐに分かったが両手が見事に泥だらけ
 擦り傷の状態を確かめることも出来ない
 さっき水を飲み干したのが悔やまれる

 でも滝音は間近、気を取り直して水場に急ぐ
 滝に着いたら見物客(若い女の子が一人)の視線を感じつつ下流の流れに寄って手を洗う
 ズボンのひどい汚れを少しだけ洗ってから傷を確かめる
 両手は軽い擦り傷だけ
 右膝に痛みを感じる、打ち身と少しの傷
 血止めなどの手当は不要だろう

 顔を上げるとさっきの見物客はいなくなっていた
 「綾滝」の写真を撮ったら・・・



 下流の滝へ
 こんな霧の中観光客は結構上がってくる
 麓は曇りがちならも乾いているという

 「天狗ノ滝」



 更に下れば舗装されて乾いた林道に出る
 道脇の湧き水でもう一度傷を洗って帰途に着く

 「千足バス停」が見えたところで反対方向のバスが行く
 これが戻ってくるには・・・
 時刻表を見ると一時間近く間がある
 歩く

 「払沢の滝入口バス停」では後15分位で次のバスが来るらしい
 しばらく待ってから気が変わり「本宿役場前バス停」まで歩いた
 ズボンの泥汚れはすっかり乾いた



 すぐにバスが来た、臨時便らしい
 『ラッキー!』

  おしまい


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