山奥の小部屋より

山奥の司法書士が感じたこと

所有者不明土地等対策の推進のための関係閣僚会議(第5回)

2020-01-31 16:05:35 | 各省庁の動き
所有者不明土地等対策の推進のための関係閣僚会議 議事次第|内閣官房ホームページ

第5回会議が持ち回り開催されたようです。

法務省資料より
「不動産を取得した相続人に、相続登記・住所変更登記の申請を義務付ける方向で検討」
「相続人からの簡易な申出による氏名・住所のみの報告的な相続人申告登記の新設などを検討」
「登記漏れ防止のため、登記官が被相続人名義の不動産の目録を証明する制度の新設について検討」
「土地の管理コストの他者への転嫁や、所有権を放棄するつもりで土地を適切に管理しなくなるモラルハザードが発生するおそれがあるため、限定された要件を満たす場合にのみ、土地所有権の放棄を認め、放棄された土地を国に帰属させる方向で検討」
「遺産分割がされずに長期間が経過した場合に遺産を合理的に分割する制度の創設に向けて検討」
「不明共有者等に対して公告等をした上で、残りの共有者の同意で、土地の利用を可能にする制度の創設や、共有者が、不明共有者の持分を相当額の金銭を供託して取得するなどして、共有関係を解消する制度の創設に向けて検討」
「所有者不明土地の管理に特化した土地管理制度の創設や、不在者財産管理制度・相続財産管理制度の合理化について検討」

桃太郎が法律トラブルに! 法務省が公開中の民法改正マンガが面白いとネットで評判

2020-01-14 08:12:58 | つぶやき
桃太郎が法律トラブルに! 法務省が公開中の民法改正マンガが面白いとネットで評判【やじうまWatch】 - INTERNET Watch

令和元年12月27日、法務省に公開された「桃太郎と学ぶ民法(債権法)改正後のルール」が話題になっているとの記事です。
http://www.moj.go.jp/content/001311772.pdf

このような題材を用いた周知活動は、わかりやすくて好ましいですね。

今後、法改正等がある際に、身近な題材で紹介してくれると助かります。

FBでも記載してみましたが、裁判手続のIT化の際には、「金太郎と学ぶ!裁判手続のIT化」、民法・不動産登記法改正の際には「浦島太郎と学ぶ!変わった相続法制」などが期待されます。

「金太郎と相撲をとっていた熊が、必要以上に張り手を受けた、マサカリで脅されたなどとして、訴えを提起しようとしていたところ、オンライン申立てが義務化されていた。ITを使えない熊が途方に暮れていたところ、法務省の人がさっそうと現れ・・・」
「浦島太郎が竜宮城で遊んでいるとき、相続が発生していた。地上に戻り、相続開始の事実を知った浦島太郎が、玉手箱を開けてみると「相続登記が義務化されました。〇年以内に相続登記をしなければ・・・」とのパンフレットが飛び出してきた。とっくに年限を過ぎており、慌てふためく浦島太郎のもとに、法務省の人が・・・」