読む本のペースがめっきり落ちた。
忙しいから当たり前だろうけど。

このところ怪奇小説が続いていたので
気持ち新たにと思い「遺骸」を読んでみた。
(どこが新たにじゃ!のっけから不気味やん)
ピーター・クレメント作のメディカル・サスペンス。
この方の作品は初めて読むのだけれど
長年ER部長を務め、現役医者で作家というのが
面白そうだなとそそられた。
実は以前に現役の医者が著者の「破裂」という本を
読んだのだけど、読んだあとしばらくは
医者が信用できなかった上に今でも救急で
研修医だけはごめんだというほど
リアルで強烈な印象を与えてくれた。
今回はそれにプラスしてミステリーなのがいい。
ミステリー作品で残虐な場面や描写があれば
それは確かに恐いけれど、所詮空想の世界と
どこか安心してしまう。
けれど臨床経験な医者が書く医療の実態の恐さは
それとは違う形で芯からぞっとする。
「遺骸」は27年前に失踪した医学生の死体が
発見されたところから始まるが、
この本の面白いところはただ犯人を捜すのではなく
被害者を含めまわりを囲む人物が医療現場の者たちで
その世界のおどろおどろしさを思う存分堪能できる
ところじゃないだろうか。
忙しいから当たり前だろうけど。

このところ怪奇小説が続いていたので
気持ち新たにと思い「遺骸」を読んでみた。
(どこが新たにじゃ!のっけから不気味やん)
ピーター・クレメント作のメディカル・サスペンス。
この方の作品は初めて読むのだけれど
長年ER部長を務め、現役医者で作家というのが
面白そうだなとそそられた。
実は以前に現役の医者が著者の「破裂」という本を
読んだのだけど、読んだあとしばらくは
医者が信用できなかった上に今でも救急で
研修医だけはごめんだというほど
リアルで強烈な印象を与えてくれた。
今回はそれにプラスしてミステリーなのがいい。
ミステリー作品で残虐な場面や描写があれば
それは確かに恐いけれど、所詮空想の世界と
どこか安心してしまう。
けれど臨床経験な医者が書く医療の実態の恐さは
それとは違う形で芯からぞっとする。
「遺骸」は27年前に失踪した医学生の死体が
発見されたところから始まるが、
この本の面白いところはただ犯人を捜すのではなく
被害者を含めまわりを囲む人物が医療現場の者たちで
その世界のおどろおどろしさを思う存分堪能できる
ところじゃないだろうか。
