中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
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現地採用には…なるな!

なぜダメなのか?「逃げ」の転職 

2016-09-16 | 現地採用事情


よく言いますよね。
「逃げの転職はダメだ」と。
何となくわかりますけど、わからないですね。

一方で、最近は、社会が弱くなったのか、日本国内では、
「つらいならやめちゃえばいいじゃん」という意見も強くなってきたなと思います。

■不満があるから転職する
給料が悪い、やりたい仕事ができないetc...古今東西、いろんな理由はあれど、労働者が職場を変えるのは、「不満があるから」です。

100%希望が満たされている人は、動きません。
これは、一見前向きに見える「成長したい」「より良い仕事ができる環境を求めて」と言っても、今の職場では「できないこと」をやりたい、だから動きたいと思います。

唯一、不満が無いのに辞めなくてはいけないのは、「職場の閉鎖」でしょうか。

ただ、これも、現職が次の移り先を用意してくれているのに、閉鎖のタイミングで、自力で探す場合は、通常の転職と同じだと思います。

移転先が遠くて通えない、、、なども不満があるからの移籍希望だと思っています。

■人間関係には順列がある
人間関係には順列があると考えています。
「上司と部下」「先輩と後輩」なんて関係ならばわかりやすいですが、

一見掛け値の無い関係に見える「家族」「友人」などであっても同様で、「家族」なら「養ってもらうorあげる」など、友達なら「あいつと居れば楽しい」などが理由です。

明確に順列は無いにせよ、他者との比較で、AくんよりはBくんと話しているのが楽しい、などの順列付けが、人間関係にはあります。

つまり、全くの利害関係・順列が無い関係というのは、「見知らぬ人と自分」の関係です。

そして、自分が、他の誰かを、「AくんよりはBくん」と順位づけるように、相手もまた、「君(きみ)よりは、あなた」と順位付けをしているのです。

会社勤めをしていると、関係性というのは、社長を頂点に、全ての人が、明確に「誰かの下」になっており、自分の処遇を自分で決められないのです。

この、「関係性が心地よく無くなった時」が、「逃げ」と言われる転職です。



■「逃げ」の転職とは
例えば、「給与が悪い」というのは、自分が冷遇されていて、実力以下の給与に甘んじているパターンと、そもそも給与水準の相場が低い(制度面なのか業績面なのかは、さておき)二つの理由があります。

これも、会社と自分の関係性が悪いと言えます。つまり、高く貰える順位付けをしてもらえていないからです。

やりたい仕事ができない、も同じです。

程度の差こそあれ、「自分が得たい環境=自己肯定」とするなら、「自己否定」をされている状態だから、不満が募るのです。


自己否定されることは、ふつふつと自分の中にストレスを抱えることになります。

この「ストレスの解消=環境を変える=転職」の構図が、「逃げの転職」です。


■逃げの転職は何故ダメなのか
自己否定されているからダメなのです。

意識無意識関係なく、「否定されている!」と、心が感じている状態が続くと、自己評価は下がりがちです。

自己評価が下がっている状態は、「自分自身のことを好きになれない」ので、
自分自身の広報力(相手に向かって自分自身を売り込む力、相手に自分のことを良いと思わせる力)
が下がっています。


この状態では、相手も、「この人大丈夫かな」と思うでしょう。

だから、そして、また、悪い転職になってしまう。
これが長く続くと、「貧すれば鈍する」の状態になります。

■この会社じゃできないことをするために転職をする
今所属している会社には、海外拠点が無いけれど、海外で働いてみたい(異動の可能性が無い)
今は下請け会社にいるけれど、元請け会社に行きたい(下請けは元請けになれない)
○○さんと一緒に働きたい(○○さんは自社には居ない)
自分は□□という実績を残してきた。だから、次は△△がしたい(△△は今の職場じゃ出来ない)
家族or恋人のそばにいきたい(家族or恋人は、今自分のそばには居ない)


上記のような、職場での実績ポジション、関係性も良好なのに!自分の心の底からふつふつと、沸き上がってくるような衝動やパッションに導かれるような転職は、「逃げよりは」うまくいく可能性が高いと思います。

実際は、次の職場に入って見たら、「こんなはずじゃなかった」ということも多々あると思いますが、
それを貧乏くじを引いたと嘆くよりは、その環境も楽しもうというポジティブさ=自己肯定を持って頂ければと思います。

仕事をしていく上で、一番大切なことは、自己肯定感。
これがあれば、大抵のことはうまくいくと思います。



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