「新卒なんですけど、海外で就職したい!」という相談を頻繁に受けます。
特に、大学生の卒業前と、新卒の就職活動が終わる今頃が多いです。
結論は、「やめておけ」ってなっちゃいます。
どうしてもしたければ、トライしてみても良いかもしれませんけど。
■就労ビザの取得を満たせているか
海外で外国人が就職する場合、「実務経験○年」など経験を求められるケースが多いです。
理由は、自国民の雇用を守るため。
外国人を一人雇えば、自国民の椅子がひとつ減る訳で、自国民より優れていないとダメです。
新卒、つまりエントリーレベルの仕事なら、自国民を雇ってよ、ってのが、どこの国も中央政府の方針です。
■とにかくどうしても働きたい
いや、とにかく人と違った経験がしたいんです、海外で働きたいんです!!
ええ、わかります。わかります。
ただ、新卒でビザ無しの状態で、仕事に就くとなれば、ビザが無いんですから、不法就労になっちゃいます。
運悪く労働局に摘発されれば、不法就労として犯罪者になってしまいます。
良くて強制送還、悪くてブタ箱行きです。
リスクが高すぎる。
■外国人との競争に勝てるか
中には新卒OKの国もあるかもしれません。
しかし、運良く仕事にありつけたとしても、同僚となる外国人社員との競争に勝てるか、
つまり職業経験がほとんど無い状態で、競っても負けるだけでしょう。
そのうち、疎まれ、軽んじられ、立場は弱くなっていきます。
■日本人は日本で修行してからがベター
職業能力と業界知識を日本で最低3年ぐらいはつけてからの方が良いと思います。
日本国内で、日本人の先輩・上司から、日本語でしっかりと仕事を教えてもらって、
海外で戦えるだけの能力を身につけてから、雌雄の時を迎えたって遅くはないはずです。
え、それでも行きたい?
もう知りません、そういう人は、トライしてみれば良いと思います。
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★書く量、頻度、減ってますけど今後もみてくれたら嬉しいです
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