▲ここ。「終」のあたり。
ちょうど、1年ほど前の出来事ですが、貴州省の鎮遠というところに旅行に行きました。
貴州省と言えば、中国では再貧エリアであり、このブログの中では地味に閲覧率が高いこの記事で取り上げたところです。中国国内でこのエリアといえば、茅台酒(マオタイ)と呼ばれる高級酒の産地であることが有名であるぐらいで、さほど有名なエリアでは無いです。
■ミャオ族自治区の鎮遠県
職場にこの貴州省出身の同僚が居り、彼と会話をするうちに行ってみたくなったのででかけてみることにしました。
短い滞在期間ですから、今回は鎮遠(ヂェンユエン)というミャオ族エリア1カ所に観光ポイントを絞ることにしました。
■実は上海から電車で1本
ヒマさえあれば、中国を中心にぶらぶらしている僕はとにかく貧乏です。
旅行貧乏なんですね。
ここまで貧乏なのは…、現地採用だから、ではないかもしれません。
とにかく、安く移動するにはどうしたら良いか?
電車しかありません。実は上海から1本で行けるんです。貴州省。
24時間かかりますが。寝台車をブッキングして、本でも読んでいればあっという間です。
▲たった343元でかなりの距離を移動できます。宿込みだと思えば安いもんです。
▲重慶行きに乗って途中下車
▲車内。各車両に車掌がいるので、安全です。
■3連休なので人が多い
でかけた時、労働節か何か、確か3連休でした。
駅を降りると結構観光客がいました。近隣の雲南省とかから来てるのかな。
▲鎮遠駅。上海からここまで約24時間
■観光地までは徒歩20分→宿探し
駅から観光ポイントまでは徒歩20分。
手頃な距離です。
3連休なので結構宿探しには苦労しました。
何件も廻ってやっと見つけたのがこれ。
半地下室で100元(当時のレートで1900円)しました。
今、中国国内の観光地は実力(設備)以上に高いので全く見合ってませんが野宿するのも嫌なので泊まる事に。
宿のおっちゃんはいい人でした。
夜になってから、川のほとりでお茶を飲みながら涼んでいるおっちゃんに声をかけると、色々昔話を聞かせてくれました。
僕もビールを買って、貧しかった時代や戦争中の話を聞いたりしたのは良い思い出になりました。
■整備されすぎ感は否めないが、かなり良い古鎮
ちょっと奇麗になり過ぎ感は否めませんが、かなり良い古鎮でした。
水がなんでこんな色してるのかはわかりませんけど。
ここはミャオ族が住んでいるエリアなんです。
▲三枚目は高台から。いい雰囲気でしょう?
そういえば、宿のおっちゃんが「昔は貧乏だったけど、今はすごく良くなった」と話していました。
僕ら観光客からすれば、奇麗になりすぎると期待はずれだったりするのですが、地元の人は、当然、豊かな生活を望んでいるのですから、整備されるのは仕方ない事なんでしょう。
「ずっと貧乏でいてくれ、昔のままを留めてくれ」なんて、それは観光客のエゴです。
ただ、中国の場合は「やりすぎ」がタマにキズなんですね。
もっと時代が進めば折り合いも付いて、いい感じの観光地になるんでしょう。
ただ、この鎮遠は、その意味でも「ちょうどいい感じに」折り合いが付いてました。
飛行機で来るにはちょっと不便な場所だからですかね。
▲夜は若干やり過ぎ感…。まあ奇麗でしたので良しとしましょう。
ここに1泊して、昼・夜・2日目朝とぶらぶらしました。
(2)に続く
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