そもそものことの発端について書いてみます。
3年前、倦怠感がひどいということで総合病院に行ったのです。
主な症状は、腰痛とめまい、それと貧血、倦怠感がひどい時がある、その程度です。
そこで子宮筋腫があるとの指摘がありました。当時4センチでした。
それが半年後の経過観察で10センチになり、
そして、その後の経過観察で、以下のような出来事が(笑)
当時書いていた別のブログの記事をそのまま転載します。
(急なことでちょっとパニックになっていたので、おかしな具合にテンションあがっていますが
本人実はまじめに動揺しております)
-------------------------------------------
今日は、総合病院の婦人科に行ったんです。
子宮筋腫があるとのことで6月にMRIを撮って、
今日は、その後の経過を超音波で調べるということだったんですが、
それがですね、
診察室に入るとき、いつもの女医さんが、私に聞こえないようにそそくさと引継ぎみたいのをしていたのが実は聞こえちゃったんです。
なぬ!!と思って、診察室に入ったら、
いつもの女医さんじゃなくて、別の先生でした。
おじさん先生でした。
婦人科部長の先生です。
今までの女医さんの上司ですね。
とりあえず、MRI画像をモニターに出して、おじさん先生の説明が始まりました。
(??あれれ、今日は、超音波の診察なのでは??)
まあ、いいけど、
すると、そのおじさん先生は、
子宮筋腫のMRI画像を示して、
「ほら~。おおきいでしょう」
と、ちょっと得意げ(?)に、まるで自分が育てたスイカの自慢話でもするように、言いました。
「子供の頭くらいあるよ」
「……はい、確かにデカイですが」
ええと、その結果は6月にすでに見せられたんですけど。
んで、その時、女医さんは「手術する必要はないから、三ヶ月ごとに経過を見て行きましょう」と言ったんだけどなぁ。
そもそも、今日はそれで来たんだけどもなぁ。
などという、私の戸惑いをものともせず、先生のスイカ自慢は続きます。
「ほら、これがおへそ! これが背骨、わかる?? 大きいのわかる?
これはもうね、ゼンテキしかないね」と、なぜか先生さらに得意げ。
「ゼンテキ?」
「子宮の全摘出」
って
おいおい、ちょっと待って、聞いてないよ。
「まあ、僕だったら取るね」と先生。
先生そんなお茶目なことを。だってそりゃ、先生は子宮ついてないでしょう。
あ、そういう意味じゃないか。先生の立場としてという意味ね。
「子宮を取ったことによる問題ってないのですか。なんか、いろいろ、後が大変とか聞いたことあるんですが」
と、とりあえず、平静をよそおってみる私。
先生は、「あ、それは気のせい。女性を女性たらしめているのは卵巣だから、子宮はなくてもいいんだよ。まあ取っちゃったほうが、何かと、あとあと楽だからね。ははは」
「……ははは……」
雰囲気に飲まれて、混乱しながら笑ってみました。私。
それからいくつか質問したんですよ。
本当に子宮摘出しなけりゃならないほどの状態なのかとか他の選択肢はないのかとか
(回答:後になればなるほど手術は大変になるから、今した方がいい)、
なぜ前の先生はこのままで問題ないといって、
急に今日になって診断がそんな風にかわったのかとか、
(回答:女性の先生は、そういうこと言いたがる傾向があるんだよね~)
そのほかにもあれこれ。
よほどしつこかったのか、
先生はちらちら時計を見ながらも、質問には答えくてれましたが
最後は、「まあ、結局は切ってみなけりゃわからないよ」とざっくりとまとめた回答が帰ってきました。
「今決めなくていいから、とりあえず、持ち帰って考えて。
でも、僕は切るのをすすめるね~。
普通、このサイズなら、間違いなく全摘だね」
といいながら、大きく、一文字三センチくらいのサイズで「全摘適用」とカルテに書いてましたよ。
先生、その文字、でかすぎますよ。
そこで、ここまで黙っていたダンナが(そうなんです、今日はダンナも一緒にいってくれていたのです)
「ええと、急に大きくなったので、もう一回MRIを撮って前回からの変化をみることはできますか」
先生、難色を示す。
私が想像する、先生の心の声↓
(なんで? 今、僕、切った方がいいって言ったでしょ。今更もう一回MRIなんて、そんなことしても無駄なんじゃないの)
こんな風なんじゃないかとおもったんですが、
まあ、だんなが穏やかに質問を交えながら再度言うと
「ま、それもいいかもね。じゃもう一回MRI撮っておく?」と先生。
「お願いします」
ここで先生再び時計を見てから、「じゃ。予約入れとくから」
ということで、診察室を出ました……
ということだったんですよ! 奥さん!
(↑すみません、なんかいろいろあって、変なテンションになっています)
先生は、「もう、それって全然たいしたことないから~。早く切っちゃいな(出来ればウチの病院でね~)」という雰囲気全開だったんですが、
帰宅してから、よく考えてみたら、これって、
全然たいしたことありますよね~!?
おいこら! 先生!。
(あ、すみません、取り乱しました。)
別に、この先生がドクハラとか思っているわけじゃないんです。
威圧的じゃないだけ、いいと思いましたし。
傷ついた、とかいうわけでもないんです。
単にスイカ自慢をされただけなんで。
ちょっと頭を冷やして考えます。
しかし、のんびり冷やしてもいられない。
仕事やら旅行やら。
本来は楽しいはずの旅行。
なのに、この混乱した状況で、旅行……、なんかくらくらしてしまいます。
ともかく、締め切りがせまった仕事を終わらせます。
支離滅裂で失礼しました。
------------------------------------------------------------------------
当時書いた記事はここまでです。
三年若いと、文章も若い(笑)。
だんなとしてもどうしても新しいMRIが必要だろうと考えたわけではなく、
私があまりに混乱しているので、考える時間というか、
少し冷却期間みたいなものが必要なので、その時間稼ぎに提案してくれたのだと思います。
そして、結果としてこのときのMRIは自分用にコピーしてもらい、
その後、方々の病院に行くときに持参して大変役立ったのでした。
そこでですね、前回の記事の写真にあった、
「おへそ」と「下着のゴム」の件なんですが、
この先生が「ほら、これがおへそ。ここより上にまで筋腫がきたらもう切るしかないよ」
といって指さしていたかすかなへこみ。
たしかにおへそみたいに見えるんですが、帰ってからよくよくMRIながめてめると、
多分これはおへそではなく、下着のゴムでちょっとおなかがへこんでいるところのようなのです!!
おへそは、その5センチ位上だと思うのです。
先生まちがえてますよ。おへそと下着のゴムの位置を!!
おへその位置を軽く五センチ間違えて気づかない先生に、
子宮筋腫のサイズの深刻さを言われても、どうにも信じられないというか、
不安におもい……
そこから、他の病院めぐりがはじまってしまったのです。
そこで、手術はしないで経過観察をしていきましょう、といわれた病院で三年間の経過観察をし、
結局めぐりめぐって、今こうして、開腹で子宮全摘出するしかないということになり
確かにこの先生の言うように、このとき手術しておけば簡単だったのかもしれません。
でもね。このときはそんな心境になりませんでした。
うん、あのときなにも考えずに手術をしたら、やっぱり後で後悔したと思う。
この三年間あれこれ悩んだのは無駄だったようにも思えますが、
多分何かの役にたっているのではないかと思います。
というか思いたい(笑)
というわけで現在に至るのでした。
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3年前、倦怠感がひどいということで総合病院に行ったのです。
主な症状は、腰痛とめまい、それと貧血、倦怠感がひどい時がある、その程度です。
そこで子宮筋腫があるとの指摘がありました。当時4センチでした。
それが半年後の経過観察で10センチになり、
そして、その後の経過観察で、以下のような出来事が(笑)
当時書いていた別のブログの記事をそのまま転載します。
(急なことでちょっとパニックになっていたので、おかしな具合にテンションあがっていますが
本人実はまじめに動揺しております)
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今日は、総合病院の婦人科に行ったんです。
子宮筋腫があるとのことで6月にMRIを撮って、
今日は、その後の経過を超音波で調べるということだったんですが、
それがですね、
診察室に入るとき、いつもの女医さんが、私に聞こえないようにそそくさと引継ぎみたいのをしていたのが実は聞こえちゃったんです。
なぬ!!と思って、診察室に入ったら、
いつもの女医さんじゃなくて、別の先生でした。
おじさん先生でした。
婦人科部長の先生です。
今までの女医さんの上司ですね。
とりあえず、MRI画像をモニターに出して、おじさん先生の説明が始まりました。
(??あれれ、今日は、超音波の診察なのでは??)
まあ、いいけど、
すると、そのおじさん先生は、
子宮筋腫のMRI画像を示して、
「ほら~。おおきいでしょう」
と、ちょっと得意げ(?)に、まるで自分が育てたスイカの自慢話でもするように、言いました。
「子供の頭くらいあるよ」
「……はい、確かにデカイですが」
ええと、その結果は6月にすでに見せられたんですけど。
んで、その時、女医さんは「手術する必要はないから、三ヶ月ごとに経過を見て行きましょう」と言ったんだけどなぁ。
そもそも、今日はそれで来たんだけどもなぁ。
などという、私の戸惑いをものともせず、先生のスイカ自慢は続きます。
「ほら、これがおへそ! これが背骨、わかる?? 大きいのわかる?
これはもうね、ゼンテキしかないね」と、なぜか先生さらに得意げ。
「ゼンテキ?」
「子宮の全摘出」
って
おいおい、ちょっと待って、聞いてないよ。
「まあ、僕だったら取るね」と先生。
先生そんなお茶目なことを。だってそりゃ、先生は子宮ついてないでしょう。
あ、そういう意味じゃないか。先生の立場としてという意味ね。
「子宮を取ったことによる問題ってないのですか。なんか、いろいろ、後が大変とか聞いたことあるんですが」
と、とりあえず、平静をよそおってみる私。
先生は、「あ、それは気のせい。女性を女性たらしめているのは卵巣だから、子宮はなくてもいいんだよ。まあ取っちゃったほうが、何かと、あとあと楽だからね。ははは」
「……ははは……」
雰囲気に飲まれて、混乱しながら笑ってみました。私。
それからいくつか質問したんですよ。
本当に子宮摘出しなけりゃならないほどの状態なのかとか他の選択肢はないのかとか
(回答:後になればなるほど手術は大変になるから、今した方がいい)、
なぜ前の先生はこのままで問題ないといって、
急に今日になって診断がそんな風にかわったのかとか、
(回答:女性の先生は、そういうこと言いたがる傾向があるんだよね~)
そのほかにもあれこれ。
よほどしつこかったのか、
先生はちらちら時計を見ながらも、質問には答えくてれましたが
最後は、「まあ、結局は切ってみなけりゃわからないよ」とざっくりとまとめた回答が帰ってきました。
「今決めなくていいから、とりあえず、持ち帰って考えて。
でも、僕は切るのをすすめるね~。
普通、このサイズなら、間違いなく全摘だね」
といいながら、大きく、一文字三センチくらいのサイズで「全摘適用」とカルテに書いてましたよ。
先生、その文字、でかすぎますよ。
そこで、ここまで黙っていたダンナが(そうなんです、今日はダンナも一緒にいってくれていたのです)
「ええと、急に大きくなったので、もう一回MRIを撮って前回からの変化をみることはできますか」
先生、難色を示す。
私が想像する、先生の心の声↓
(なんで? 今、僕、切った方がいいって言ったでしょ。今更もう一回MRIなんて、そんなことしても無駄なんじゃないの)
こんな風なんじゃないかとおもったんですが、
まあ、だんなが穏やかに質問を交えながら再度言うと
「ま、それもいいかもね。じゃもう一回MRI撮っておく?」と先生。
「お願いします」
ここで先生再び時計を見てから、「じゃ。予約入れとくから」
ということで、診察室を出ました……
ということだったんですよ! 奥さん!
(↑すみません、なんかいろいろあって、変なテンションになっています)
先生は、「もう、それって全然たいしたことないから~。早く切っちゃいな(出来ればウチの病院でね~)」という雰囲気全開だったんですが、
帰宅してから、よく考えてみたら、これって、
全然たいしたことありますよね~!?
おいこら! 先生!。
(あ、すみません、取り乱しました。)
別に、この先生がドクハラとか思っているわけじゃないんです。
威圧的じゃないだけ、いいと思いましたし。
傷ついた、とかいうわけでもないんです。
単にスイカ自慢をされただけなんで。
ちょっと頭を冷やして考えます。
しかし、のんびり冷やしてもいられない。
仕事やら旅行やら。
本来は楽しいはずの旅行。
なのに、この混乱した状況で、旅行……、なんかくらくらしてしまいます。
ともかく、締め切りがせまった仕事を終わらせます。
支離滅裂で失礼しました。
------------------------------------------------------------------------
当時書いた記事はここまでです。
三年若いと、文章も若い(笑)。
だんなとしてもどうしても新しいMRIが必要だろうと考えたわけではなく、
私があまりに混乱しているので、考える時間というか、
少し冷却期間みたいなものが必要なので、その時間稼ぎに提案してくれたのだと思います。
そして、結果としてこのときのMRIは自分用にコピーしてもらい、
その後、方々の病院に行くときに持参して大変役立ったのでした。
そこでですね、前回の記事の写真にあった、
「おへそ」と「下着のゴム」の件なんですが、
この先生が「ほら、これがおへそ。ここより上にまで筋腫がきたらもう切るしかないよ」
といって指さしていたかすかなへこみ。
たしかにおへそみたいに見えるんですが、帰ってからよくよくMRIながめてめると、
多分これはおへそではなく、下着のゴムでちょっとおなかがへこんでいるところのようなのです!!
おへそは、その5センチ位上だと思うのです。
先生まちがえてますよ。おへそと下着のゴムの位置を!!
おへその位置を軽く五センチ間違えて気づかない先生に、
子宮筋腫のサイズの深刻さを言われても、どうにも信じられないというか、
不安におもい……
そこから、他の病院めぐりがはじまってしまったのです。
そこで、手術はしないで経過観察をしていきましょう、といわれた病院で三年間の経過観察をし、
結局めぐりめぐって、今こうして、開腹で子宮全摘出するしかないということになり
確かにこの先生の言うように、このとき手術しておけば簡単だったのかもしれません。
でもね。このときはそんな心境になりませんでした。
うん、あのときなにも考えずに手術をしたら、やっぱり後で後悔したと思う。
この三年間あれこれ悩んだのは無駄だったようにも思えますが、
多分何かの役にたっているのではないかと思います。
というか思いたい(笑)
というわけで現在に至るのでした。
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