06,Aug,4th
I visited Wakkanai city ,the north end of Japan.
There are two famous capes,
Cape Souya,and Cape Nossyappe.
I went to Cape Nossyappe with bicycle.
10年前、同時期に潜入を命ぜられた少年がいました。
一人は、潜入捜査官ヤン(トニー・レオン)
しかし一方は、マフィアから警察へのスパイでした。彼の名はラウ警部(アンディ・ラウ)。
そして現代。大規模な麻薬取引の場で二人は相対します。正体を隠し、密かに自分の組織に情報を送る二人、「正体ばれるんじゃねーの?」と手に汗を握る
水面下の攻防が魅せる、ハードボイルドアクションです。
舞台は西洋化が進んでいる返還前後の香港、警察署内ではイギリス人もおりますし、英語が飛び交っています。そのこともあり、ハリウッド映画と大差ないかな、と思いますが、その精神は異なっております。
冒頭に仏典から引用された「無間地獄」の説明が出てきます。
そう、この作品は二人の生き様から仏法の教えをとく仏教説話なのです。
無間地獄とは八大地獄の一つ、阿鼻で、五逆・謗法の大悪を犯したものが
剣樹・刀山・鑊湯(かくとう)などの苦しみを間断なく受ける地獄のことです。
運命のままにマフィアとして悪の世界に入っていたラウですが、ヤンの正体を知り、
内面に触れ、「善人でありたい」と改心します。
そのためマフィアのボスの罪の真相を暴くこと、ヤンの身分を保証することを条件に自分にも善人としての道を歩ませてくれと、ヤンにお願いします。
もちろんヤンは疑いを持ちますが・・・
銃を突きつけられ相対し、必死に懇願するラウ。 決意が表れています。
しかしそれを突き破る銃声が一発。「仲間」の潜入スパイが、ヤンを射殺したのです。
「今日からお前がボスだ、頼むよ」当然のように言う、「仲間」。
ラウが無間地獄に落ちた瞬間です。
「善人でありたい」と決意しながら、運命はラウを悪の道に留めたのです。
これは報いなのでしょうか・・・